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結婚を意識して考え始めると、結婚後の住まいや仕事のことに目が向きがちですが、実は「お互いの実家との距離感」二人で話し合っておきたい大切なテーマです。
けっこう後回しにされやすいのですが、実家との距離間が、結婚生活での気持ちのすれ違いや不満の原因になりやすく、交際中にしっかり確認・共有しておくことが、円満なふたりの関係を築くことにつながります。
この記事では、結婚相談所で婚活中の方向けに、同居・別居・近居の違いやよくある誤解や実例、話し合う時のコツなどを交えながら、実践的なポイントをご紹介します。
目次
なぜ「実家との距離感」が結婚前に重要なの?
結婚はふたりの絆を育むものですが、そこには家族同士の関係性も大きく関わってきます。
特に「親との距離感」は、精神的な安心感や日常生活のペースにまで影響を及ぼすこともあります。
たとえば、「義実家が近くていつも家に来る」「親が生活に口を出してくる」といったことが重なると、ストレスが積もって、やがて大きな夫婦関係の問題に発展することも。
厚生労働省の離婚統計でも「親族との不和」は上位の理由に含まれていますので、見過ごせないテーマであることがわかります。
結婚後も末永く、安心して楽しく暮らしていくためにも、交際中からお互いの考え方や親の意向を共有しておき、丁寧に話し合っておくことをおきたいことです。
実家との距離のパターンとそれぞれの特徴
4つのパターンで考えよう
実家との距離の取り方には、さまざまなスタイルがあります。
どの選択にも一長一短がありますので、まずはどんな選択肢があるのかを整理し、ふたりに合った形を探っていきましょう。
🏠 実家との距離感4つのスタイル■ 完全同居
経済的な面でのメリットや介護が必要になったら支えやすくなりますが、プライバシーの確保が難しくなる傾向があります。■ 敷地内同居
建物は別でもお互いの生活が見えて、お互い過干渉になりがち。生活圏が同じなので、相互にサポートしやすい反面、近すぎるために境界線が曖昧になるかも。■ 近居(徒歩・車で数分)
何かあればすぐに会える安心感がある一方で、気軽に親が来訪してきたりなど、会う頻度や干渉の度合いに注意が必要です。■ 遠距離別居
夫婦だけの空間を大切にできるスタイルですが、親の体調変化など、何かあった時には思ったよりも対応が遅れてしまう場合があります。どれを選ぶにせよ、住居の問題や親の気持ちなど、色々な影響を受けざるを得ない家庭もあるでしょう。
しかし一番大切なのは、夫婦となるふたりの価値観やライフスタイル、自分たちにとっての最適な軸に合うかどうかで考えることです。
話し合っておきたい「実家との距離感チェックリスト」
これだけは話し合っておきたい!
このテーマについて話し合うときは、漠然とした会話ではなく、具体的な項目を元にすり合わせてみましょう。
次の項目が主に話し合っておきたいリストです。
✅ 実家との距離感チェックリスト- ●お互いの実家の場所・交通アクセス・予定している訪問の頻度
- ●両親の今の健康状態や既往症の有無、将来的な介護の方針
- ●兄弟姉妹との付き合い方と、親の介護についての考え方
- ●お盆やお正月など家族行事への参加スタンス
- ●両親の性格と、結婚やその後の生活への干渉度合いや傾向
- ●同居や近居の希望があるか、または絶対に避けたいラインはどこか
この中には、今現在でわかっていること&決められることもありますが、その時にならないとわからない&決められないこともあるでしょう。
いずれに当てはまるのかも整理しておくと、安心して結婚を決められる材料にもなりますし、何よりも結婚後のトラブルを避けるだけでなく、親との良好な関係づくりにもつながります。
💡価値観のすり合わせについて、さらに詳しく知りたい方は
すれ違いが起きやすい実例と教訓
こんなはずじゃなかった!
結婚後の親との距離感をめぐるトラブルは、意外と多くのカップルが経験しています。
相談所の現場でも、ほんの少しの「思い込み」や「話し合い不足」が原因で関係性にヒビが入るケースがいくつもありました。
ここでは、結婚相談所でのカウンセリング経験をもとに、実際に起きたすれ違い事例を3つを代表としてご紹介します。
例1:親からの同居打診で夫婦が衝突したAさん
勝手に決めないで!介護を理由に、実家から「そろそろ同居しよう」という話が急に出てしまった。妻は「私に聞かず、勝手に決めないで!」と激怒。まずは夫婦でどのように準備するか、親の介護をどこまでやれるのかを話し合っておくべきでした。
事例2:近居の親が頻繁に訪問して疲弊したBさん
断り切れない…妻の実家の近くに新居を構えたところ、両親から頻繁な差し入れや訪問が続いてストレスに…。良かれと思ってやってくれてることを、夫側からは断れなくて、夫婦の間もぎくしゃくしてしまった。
事例3:夫婦間で考え方の違いに悩んだCさん
聞いてなかった!どちらの実家も別居が当たり前だと思っていたのに、彼から「将来は当然同居するでしょ」って言われ、そんなふうに考えてたなんて知らなくてびっくり!その後どうするか話し合っても理解しあえなくて、大ゲンカになりました。
どれも親との関係性や距離感を、きちんと話し合っていなかったことが原因で起きたもの。
本当によくある話なので、結婚を準備中の方にとっては「ちゃんと話し合っておく」ことを教訓のひとつにしてくださいね。
男女で異なる「親との距離感」の本音
お互いにどう考えているの?
親との距離感については、男性と女性では、受け止め方や理想の形がけっこう違っています。男女それぞれの傾向と本音を知っておきましょう。
男性の本音
男性の場合、「息子の自分は実家を守る立場」という意識を持っている人も多いです。「家族の絆を大切にしたい」という価値観から、親の面倒を見るのは自分だと自覚している人も少なくありません。
「今まで育ててもらった親に感謝したい」「介護が必要になったら自分がやらなきゃいけない」といった思いや責任感から、自分の親との同居を前向きに考える傾向があります。
女性の本音
一方で女性は、「義実家との距離が近すぎると気を遣う」「プライベートな空間がなくなるのが不安」「義両親の世話や介護役を期待されたくない」といった気持ちを抱くケースが多く見られます。
特に結婚後も仕事を続ける女性にとっては、プライベートでの義家族とのかかわり方を重要視しているため、「適度な距離感」じゃないと将来的にも安心して暮らせない、という声が多いです。
カウンセラーどちらの考え方も決して間違っていませんが、男女それぞれがもつ前提を理解して話し合わないと、ふたりの間に壁ができてしまいます。まずはお互いの「なぜそう考えているのか」という背景や価値観に目を向けてみてください。
夫婦で納得できる「距離感」の決め方
実家との距離はどう決める?
親との距離感をどうするか?これは、自分の親も相手の親に対しても考えておくべきことです。
家族を思いやる気持ちはもちろん大切ですし必要なことですが、まずはふたりにとってどんな形が幸せなのかを優先して考えることが、末永い幸せが続く関係の土台になります。
話し合いの進め方としては、以下のステップがおすすめです。
🌿 距離感を決めるために考えたい4つの視点- ●両家の現状や将来の希望(お金・健康・介護・気持ち)を整理する
- ●それぞれがもっている理想の生活観や家族観を聞き合う
- ●距離のパターンごとの現実的なメリットや想像できる負担を比べてみる
- ●今決められること&決められないことに整理し、現状を共有認識にする
- ●婚活カウンセラーや他の家族など第三者の視点を取り入れる
一回の話し合いで結論を出し、「必ずこうする!」と断言できることばかりではありません。
また、感情的にならず、理路整然と共有し合うスタンスで、話し合いを進めましょう。
まとめ|「親との距離感」は“ふたりの安心感”を築くための土台
あなたの本音は「わがまま」ではありません!
親との距離をどう取るか?それは単なる住居の問題ではなく、「夫婦としてどう人生を歩んでいくか」に関わる大切なテーマです。
自分たちにとって無理のない距離感、心地よく暮らせる形を選ぶことで、結婚後の安心感と信頼が育まれていきます。
今すぐに結論を出して決めておくことができなかったとしても、先延ばしせずに本音を伝え合う時間が、二人の関係を深める貴重なステップになりますよ。
もし、ふたりだけの話し合いに不安や迷いがあったら、一人で抱え込まずに婚活カウンセラーなど専門家の力を借りてください。第三者が入ることで冷静に整理できたり、見落としていた視点に気づけることもあります。
カウンセラー結婚を真剣に考えるおふたりにとって、「親との距離感」を見つめ直すことは、お互いを思いやり、支え合っていくパートナーシップの基盤を築く大切な時間です。ぜひ、今のうちにふたりでじっくりと話し合い、理想の未来像を描いていってくださいね!
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