
最近の婚活市場で女性が余っていると言われているのは、本当です。
未婚男女の人口比率からすると、未婚女性よりも未婚男性の方が多いのはデータ上でも明らか。なのに、なぜ「男余り」にはならないのか疑問に思う人もいるでしょう。
その理由はいくつかの要因が絡み合っているのですが、男性と女性の結婚を意識し始める時期の違いも影響していると考えられています。
このブログでは、女余りと言われている婚活市場の状況を詳しく解説します。
そして、婚活を頑張っている女性のために、余る側にならない!婚活を勝ち抜く方法もご紹介しますね。
目次
男性より女性が余っているのは本当?
未婚女性より未婚男性の方が多いのは、最新の国勢調査で明らかになっていますが、婚活の現場では女性が余っているとなると、矛盾していると思うかもしません。
まずはこの背景をわかりやすく解説していきましょう。
「婚活市場は女余り」の背景とは
国勢調査で未婚男女の人数を比較すると男余りなのに、なぜ婚活の現場は女余りに逆転するのか。これは、男性と女性で婚活する中心世代が違うという前提があるからです。
婚活する女性の中心年代は20~30代、男性は30~50代となっていて、男性のほうが高めの年代に集中しています。
女性が結婚相手をイメージしたときの理想の年齢は、自分と同年代もしくは自分よりも年下の男性でもいいと思っていますし、年上OKでも平均で5~6歳が現実的な年の差だと言われてます。
婚活の中心世代である20~30代女性から見て、結婚相手の対象となる同年代男性は少なめです。男性1人を目指す女性の数が増えるとしたら、女性同士の競争が激しくなることが想像できると思います。
それが女余りの背景を作り出している第一の要因です。
女性の方が結婚に対する意識が高い
女性と男性の婚活中心世代がずれていて、女性のほうが先行して婚活を始めていくのは、男性と女性の結婚に対する意識の違いが影響しています。
最も関係しているのが、子供をもつことと結婚が、ほぼイコールの関係にあるということです。
一般的に女性のほうが「早く結婚したい」という気持ちが強くなりやすく、積極的に婚活に踏み出していく傾向があります。それは、自分の実年齢と妊娠出産の可能年齢を男性よりもシビアに考える環境にあるからです。
女性には妊娠出産の適齢期があることや、35歳以上は高齢出産に当てはまることなどが一般的にもよく知られていますが、男性のタイムリミットについては一般的に認知されていませんし、男性本人も自覚する機会があまりありません。
「いつか結婚したい⇒結婚して子供が欲しい⇒だったら早い方がいい」という自覚が芽生えるのは、妊娠出産の現実を自分事としてとらえている女性たちです。
こうして、女性の方が結婚を意識し始める時期が早まるために、男性女性それぞれに婚活を始める時期に違いが出ています。
男性は婚活市場に出遅れる
男性の婚活中心世代が女性よりも高めの年齢に集中する理由は、男性の年収が関係しています。
多くの女性が男性に希望する年収は500~600万以上ともいわれていますが、日本全体の平均年収約430万円なのが現実。その中で、女性たちが希望する年収を稼ぐ20~30代未婚の男性はかなり限られます。
男性が若いころから婚活を始めても、自分の年収が女性の希望を満たすことができなければ婚活がうまくいかずに、早々に婚活市場から撤退してしまう結果にもなります。
また、家族を養っていけるほどの年収を得てから結婚を考え始めれば、男性が婚活を始める時期は自然と遅くなるでしょう。こんな状況を想像するだけでも、男性の婚活中心世代が高めとなっている理由にも、納得できるのではないでしょうか。
このような背景を元にして男女で婚活を始める時期がずれていく結果、婚活市場では女性が余る側になり続けるわけです。
婚活市場で余ってしまう女性の特徴

いくら婚活市場で女性が余っているとはいえ、結婚相手をみつけて婚活を卒業していける女性もいます。
婚活市場で余り続けるのか、もしくは、早々に婚活を卒業していくのか。婚活する女性は、必ずどちらかにあてはまるわけです。
婚活の現場で余ってしまう側の女性には、共通の傾向があるように思います。その特徴をご紹介しましょう。
スペック重視で男性を見ている
若くてかっこよくて高年収など、条件優先で男性を見ている女性は、スペックの高さを重視するために、婚活を難しくさせてしまうと言われています。
結婚相談所でハイスペックな男性は、たくさんの女性から人気がありますから、女性に人気があって競争率の高い男性の周りにはライバルとなる女性たちがたくさん集まります。
ハイスペックな男性と結婚しようと思うなら、多くのライバルと競い合って勝ち抜かないと、希望の相手との結婚は叶いません。スペック重視の婚活では、男性に会うことも交際が進むこともかなり難しいのが現実です。
理想の結婚相手をみつけることそのものが簡単ではありませんから、婚活が長引いてしまう結果、余る側に陥ってしまいます。
婚活を優先せず後回しにしてしまう
誰もが一番大事にしてくれる相手、大事にしたいと思う相手を探して婚活するわけです。
「今週末は旅行に行く予定があるから会えない」とか、「友達と出かける約束があるから次の週に」とか、自分の楽しみを優先して婚活を後回しにしていたら、大事にされていないわけですから、婚活の相手は早々に愛想をつかすでしょう。
さらに、もし積極的にアプローチしているライバルがいたら、先を越されて負けてしまいます。後回ししてくるような人を待ち続ける必要はないからです。
婚活をスムーズに進展させたいなら、自分の都合に相手を合わせる時間の使い方をしていたらうまくいきません。相手に合わせて自分も動けるよう、婚活にかける時間を十分に確保しておく必要があります。
自分とは釣り合わないスペックの男性を選ぶ
自分のスペックを自覚せずにハイスペックの男性を選んでいたら、相手はあなたに興味を持つこともなく、会うこともカップル成立も見込めないパターンの方が多いでしょう。
たとえば学歴の条件ですと、同じ教育課程まで進んでいる人(大学卒同士など)の方が話も合うし共感しやすいと実感している婚活者が、けっこう多いです。
そのほかに、在住する地域や年代、外見や趣味や生活習慣、育った家庭環境や家族構成なども、お互いに似通った条件を持った相手のほうが違和感なく受け入れやすいようです。
相手への希望条件は自由に決められるものですが、結局はお互いのバランスが釣りあっていないと、共感し合えず親しみを持つことはできません。結婚できるかどうかは、お互いの釣り合いが取れているかどうか、これがとても重要です。
受け身の姿勢で待ち続けてしまう
恋愛は男性がリードするもの、という考え方が根強いですね。女性の中には、男性からのアプローチを待っている人もいますし、男性たちも女性の期待に応えようと自分から行動していく人もいます。
しかし、そんなコミュニケーションが恋愛のスタンダートと感じている男性だとしても、相手にやってもらうことを待っているだけの受け身の女性と、男性に対して積極的に行動して協力し合える女性を比べたら、後者の方が圧倒的に付き合いやすいし、居心地がよく感じられるでしょう。
生活を共にしていくパートナーとして男性に選ばれるのは、後者のタイプの女性です。
男性からのアプローチを待っている間に、自分から行動できる積極的なライバルがいたら、確実に先を越されてしまいますよ。
まとめ

婚活市場では男性が余っているイメージの方が強かったと思いますが、今はそうではありません。
今までのイメージで男性からのアプローチを期待して待っていると、そのまま余る側に陥ってしまうのは確実です。
だからと言って婚活市場で勝ち抜くために「これからは肉食女子になろう!」と薦めているわけではありません。
どちらかというと「男性だから女性だからという、よくある枠や固定された考え方が自分の中にあったなら、それをちょっと外してみませんか?」という提案に近いです。
うまくいかなかった今まで通りの方法を続けてみても、新しい良い結果は得られません。
ぜひこのブログを参考に、あなたの婚活で取り入れられる新しい考え方やコツがみつかったら、そのまますぐに実践してみてくださいね!