真剣交際中に破談しないために、やっておきたいことがある。

「成婚退会した後でうまくいかなくなって、婚約を解消した」
「真剣交際に入ってから、結局お別れすることになった」

という方からのご相談が増えています。

出会ってからお付き合いが進む中で、真剣交際になってから結婚に至るまでが、二人の関係を深めていくとても大切な時期です。

婚活とは、本気で結婚を考えられる相手と巡り会うことを願い、今まで経験したことがないような、異性と深い関係を築いていくのが大前提です。何の問題もなく、すべてが順調に進んでいくことの方が、実は珍しいことなのかもしれません。

このブログでは、婚活のプロが実際に経験してきたことを元に、真剣交際の後どんな理由で破談になったのかを紹介しながら、破談になることを避けるために知っておいてほしいことをお伝えします。

今まさに悩んでいる方がいれば、このブログのメッセージがあなたの力になれたらと思います。ぜひ最後までご覧ください。

真剣交際中に破談した3つの経験談

ここで紹介する3名の皆さまは、実際にご相談にいらっしゃった女性たちの一例です。

●二人の気持ちがなんとなく離れてしまったAさん

39歳女性・看護師
39歳女性・看護師

プレ交際の間は、忙しいなりに月に二回くらいは会っていたし、毎日のようにLINEでやりとりしていました。でも真剣交際に入った後からは、安心したせいか、なんとなく連絡する回数が少なくなってしまいました。彼からの連絡が減ったことで「会いたいって思ってくれていないのかな」「気持ちが変わったんじゃないか」とか、不安な気持ちが強くなって、彼を信じて待つことができなくなりました。私の気持ちの変化に気づいた彼から「もう一緒に生活するのは無理だと思う」と言われてしまって…交際を解消することになりました。

●プロポーズの後で親から反対されてしまったMさん

30歳女性・会社員
30歳女性・会社員

真剣交際に入ってから2ヶ月後に、素敵な夜景の見えるレストランで彼がプロポーズしてくれました。そこまでは順調に交際していたのですが、彼のご両親へ挨拶に行ったときから、彼の言うことが変わってしまいました。私は結婚後も仕事を続けるつもりで、彼も理解してくれていたはずでした。でも、彼の両親は「結婚するなら専業主婦になって息子を支えるべきだ」と主張してきました。彼も「仕事を辞めてほしい」と言い始めて、自分の親が言った通りに行動し始めた彼のことをが信じられなくなりました。親の言いなりになってしまう男性と一緒になるのは不安。自分から関係を終わらせることにしました。

●成婚退会したあとで結婚のすりあわせがうまくできなかったHさん

34歳女性・公務員
34歳女性・公務員

真剣交際を始めたころから、二人でゆっくり進めていこうって話していましたが、彼と出会った婚活サービスは真剣交際で成婚退会しなければならず…正直もう少し話し合ってからと思っていたのですが、彼とも順調だったこともあり、思い切って成婚料を払って退会しました。その後、生活に関する話し合いを始めた頃から、急に彼が私のお金の使い方や細かいことに文句を言い始めて、会うたびにけんかしていました。結局、私から交際を解消したいと言いました。彼が別れることを納得してくれるまで時間がかかって、本当につらかったです。

真剣に結婚を考え始めた相手とお別れするのは、本当につらいことです。言葉にできないような気持ちになるし、たくさんの思い出もある…相手のことを忘れるのは簡単なことではありません。

真剣交際に入るくらい気持ちが深まった相手なのに、交際を解消しなければいけないなんて、とても残念なことです。

破談になった理由とは

何が理由となって破談するのか

”真剣交際中の破談”とは、どんな理由でそのような状況になるのか、主な理由を知っておきましょう。

気持ちのペースが合わなくなったから

気持ちのペースがズレたり合わなくなるというのは、とても微妙な気持ちの違いから始まります。このズレが大きくなるのが、破談の理由として一番多いようです。

男女の関係で、気持ちの変化は複雑です。お付き合いが始まる前までは、相手に好かれたいと無意識に相手のペースに合わせてしまうものですが、お付き合いが進むと、本来の考え方や価値観が出てきます。そして次第に、気持ちにズレが生じて、だんだん大きくなってしまうのです。主に3つあるパターンをご紹介します。

今の生活や結婚の理想を変えられなかった

結婚すれば、すべて今まで通りでいいというわけにはいきません。相手の時間や好み、考え方などに合わせて、あなた自身が変わらなければならないことも出てきます。

しかし本音としては、「今のライフスタイルを無理して変えなくても人が、居心地のいい相手。それが自分に合う結婚相手だ!」という考えそのものを変えられず、自分中心の生活を優先したり、自分の考え方を主張し続けて、相手を嫌な気持ちにさせてしまうケースもあります。

そうなると、近づき始めた二人の気持ちも、少しづつ離れていくしかありません。

やはり、お互いに歩み寄る姿勢がないと難しいですね。

結婚に向けて必要な準備をしようとしなかった

お付き合いは順調でも、結婚となるといろいろな準備が必要で、手間のかかることも出てきます。

それを一緒に乗り越えていけたらいいのですが、前に進む事に躊躇してしまったり、仕事の忙しさにとらわれて気持ちが後ろ向きになってしまったりと、物事が簡単に前に進まないことで気持ちが冷めてしまうこともあります。

お互いの価値観が大きく違っていた

結婚のイメージを話し合う途中で、価値観の違いに気づいたというケースも多々あります。

交際に限らず、自分にとって不安や疑問だと思うことが、まったく響かない相手っていませんか?話し合ったとしても、いつまでたっても平行線のままで理解し合えない相手っていませんでしたか?

気づいたらすぐに話し合い、理解を深めあうことができず、相手の気持ちを理解できないまま、気持ちが離れてしまうパターンもあります。

特に、お金に対する考え方や将来のライフプランの希望などに関する価値観は、今後一緒に人生を歩んでいく相手としてはとても重要なポイントです。この違いが大きかったと気が付いてしますと、不安や心配も大きくなって破談につながりやすいです。

マリッジブルーから抜け出せない

男女ともに誰もが経験するかもしれない、それがマリッジブルーです。「それって本当にあるものなの?」と思われるかもしれませんが、破談の理由としても珍しいことではありません。

結婚したいとは思っているものの、今後の生活が変わってしまうことを面倒くさく思ったり、変化に直面することを怖がってしまう感覚に、誰もが陥りがちになります。

「本当にこの人でいいのだろうか」「結婚結婚を決めるのは早すぎたのではないか」等と発想することが、典型的なマリッジブルーに陥ったパターンです。結婚をしなくてもいい言い訳を考えだしたり、結婚しないほうがいい理由を見つけようとし始めます。

交際が進むかどうかは、自分一人のことではありません。自分一人でも、もしくは相手だけでも気持ち的に前に進めなくなると、交際はうまくいきません。

不誠実さに信用を失った

結婚相談所の基本的なルールとして、婚前交渉はNGです。成婚して退会するまでは、いくら相手の同意があったとしても性交渉は一切認めていません。

もし、成婚前に相手から性交渉を求められた場合、相手は簡単に規約を違反しようとしてるわけですから不誠実な行動です。

ちなみに、成婚退会した後だから、なんでもOKというわけではありません。男性が「相談所を退会したのだからもういいだろう」など、女性の気持ちを聞かずに求めてしまうと女性は驚きますし、女性の気持ちに沿わない男性の早まった行動に大きく失望してしまうでしょう。

どのタイミングから、何がどこまでOKなのかは、2人で相談して決めること。相手が望んでいないタイミングでの無理な要求は、どんなことでもどんな場合でも、信用を失うことになります。

相手家族との関係が悪くなった

今までは2人だけで進めることができた交際も、真剣交際となると親や家族たちも関係してきます。真剣交際に進んだ段階になってようやく、それそれの家庭環境や家族の習慣、付き合い方の大きな違いに気づいたという話はよくあります。

親の主張が強く、自分の希望と合わなくなった

2人の合意があれば、プレ交際から真剣交際に移ることができます。親御様の確認や了承を、この段階では確認する必要はありません。

しかし、真剣交際となって結婚の話が具体的になってくると、親に報告したり相談したりするでしょう。そうすると、親としての立場から、子供に意見したいことがあったり、子供の結婚に関して「こうしてほしい」「こうしなければならない」などの気持ちを、親から初めて聞かされる人もいます。

親が二人の結婚に過剰に干渉したり、親ならではの希望を押しつけるような形になると、親子だけでなく、相手と親との間にも摩擦が生じます。

たとえば、「二人で暮らせばいい。実家に住まなくてかまわない。」と言っていた親御様だったのに、結婚相手を紹介したとたん「自分たちと同居する前提でないと結婚は許さない」などと言い出したり、「挙式や披露宴は二人の希望通りにしてもいい」と言っていたのに「親戚の手前があるから、やっぱりきちんとやらなきゃダメだ!」と言い出したりして、破談になったケースもあります。

親がらみでありがちな破断の理由

・本人同士は相性がいいのに、相手の学歴や生い立ち、家庭の状況を理由に両親が認めない
・結婚への段取りやスケジュール、結婚後の生活にもなんでも意見をしてくる
・相手本人も親の意見に同調して、最初の話と違うことが通ってしまった など

このように、相手の両親の要求が強すぎて受け入れられない!もうがまんできない!となってしまうことも、破談の原因になります。

破談するとどんなことが起きるのか?

では、もしも破談になってしまったら一体どのようなことが起こるでしょうか。先にリスクを考えておきましょう。

精神的なダメージを受けてしまう

結婚まであと一歩という時に、思わぬ展開で破談してしまった場合、精神的に大きなダメージを受けてしまいます。

時間をかけて育んできたことが終わってしまうのは本当にショックです。もう一度婚活をやり直すことを考えると、大きな苦しみや悲しみを感じ、絶望感が襲ってくるかもしれません。

心の傷を回復するには時間がかかりますし、次の出会いを目指したとしても、破談した経験に影響されてうまく婚活できないこともあります。

家族や周りの人に対して気を遣う

家族や友人、職場に結婚する報告を済ませてしまっていた場合は、事情が変わったことを説明しなくてはなりません。

これからもお付き合いの続く相手であれば、後々になってから話題にされてしまうこともあります。精神的なダメージを大きくさせる要因のひとつです。

学生時代の失恋とは訳が違いますので、破談になったときだけでなく、その後もかなり周囲に気を遣うことになります。

金銭的な問題が発生する

どの段階で破談するかによりますが、正式な婚約後の場合などは、それまでに支払った金銭(成婚料や指輪の代金、新居にかかる費用、挙式のキャンセル費用など)を、相手から要求されることもあります。

弁護士など代理人を通して話し合うケースもあり、その分の費用もかかってしまうかもしれません。

真剣交際中の破談を回避するために

チェックしてほしいポイントまとめ

では、こんなつらい別れをしないためにはどうしたら良いのでしょうか。経験者のアドバイスを元にまとめました。

気持ちの勢いだけで真剣交際しない

誰しも「この人が運命の人かも!」と思うと勢いよく次に進んでしまうことがあります。もちろん勢いも大事ですが、「真剣交際」に進む前に、まずは慎重に判断することが大切です。

結婚相談所では、3ヶ月くらい真剣交際が順調にいけば成婚に向かう流れが一般的です。皆さん結婚相手を探している訳ですので、スピードが早いです。ですので、前段階から慎重に考えて選ばなくては、勢いだけで結婚となって、後から後悔するなんてことになりかねません。

本当に結婚しても良いと思える方とだけ、真剣交際に進みましょう。

何でも話し合える関係を築く

時間が経ってからでは言いにくいし、確認しにくい事ってありますよね。プレ交際の段階から、何でも話し合って聞き合えるような関係を築いておきましょう。

相手に好かれようとして相手に合わせて、いつまでも言いたいことを我慢してしまう人がいますが、後から言い出したら「話が違う!」となりますよ。そのときに先に言っておけば良かったと、後悔することがないようにしてくださいね。

何かあればすぐに相談できる関係が築けていれば、いざとなったら話し合って、一緒に協力しあって乗り越えられます。そんな関係を築ける相手なのか、プレ交際中から関係作りをしていきましょう。

プレ交際中から結婚のすりあわせをする

真剣交際に入る前が一番の見極めどきですし、もっとも話し合いに向いている時期です。”結婚にむけてすりあわせる”ことは、プレ交際中から始めてもかまいません。

不安に思うことがあれば、なんでも先に話し合っておく。その上で、考え方の方向性を一緒に決めておくことをおすすめします。

”結婚に向けたすりあわせ”や”結婚に向けた深い話”として、深めておきたいテーマについて、このように考えて整理してみてください。

1.「○○しよう・○○したい」今から話し合って決めておけること
・二人で暮らす住居の条件(地域・広さ・予算)
・結婚生活がスタートしたら、女性は今のまま働き続ける?仕事を辞める? など
2.「○○だとしたら」今すぐには決められず、今はまだ曖昧なこと
・子供ができたら仕事は辞める?子育てと家事の分担は?
・親の介護が必要になったら? など

状況によって左右されること、そのときにならないとわからないことに関しては、お互い「そうなったらどうしたいか」を話し合い、今後どう解決していくのか方向性を話し合っておくと、一緒に乗り越えていけるでしょう。

相手に理解してもらえるだろうか…と不安に思っていることはあれば、早い段階で伝えて相手の考え方を確認できると安心ですよ。

二人にとって大切なことを積極的に話す行動が、結婚について真剣に考えている姿勢です。気持ちや誠意が伝わります。ぜひ、遠慮せずに話してみてくださいね

お互いの家族について知っておく

結婚は当人同士だけがよければいいものではありません。お互いの家族の関係も、二人に関わってきます。

事前にお互いの両親や兄弟姉妹について話題にして、自分たちの結婚観(結婚の希望やイメージ)だけでなく、ご両親の考え方や、兄弟姉妹の結婚時にどのようにしてきたのかなども、確認しておくといいでしょう。そのために、ぜひ次のことを積極的に行ってくださいね。

子供時代の家庭環境について話す

プレ交際中に「どんな子供時代だったか」「どんなふうに育てられたか」「両親はどんな人か」について話しておきましょう。具体的にイメージできるようになるまで、相手の話をよく聞いてみてください。

両親に実際に会ってもらう

また、早い段階で家族と顔を合わせるのがいいでしょう。親御様としても、先に娘や息子の交際相手の存在を認識できると、親として子供の結婚を受け入れる心の準備ができます。

親御様とも良い関係が築けていれば、その後のトラブルも少ないですし、何か問題が出てきても早いタイミングで解決に向けて対策しやすくなりますよ。

的確なアドバイスをしてくれる人に相談する

ほとんどの人が、真剣交際から結婚準備は初めての経験ですね。

結婚準備の段階で、何を話し合うべきなのか、何をどのように決めておくとスムーズに進んでいくのかは、二人の考え方やご家族の要望によっても変わります。お二人やご家族が必ずやりたいこともあれば、逆にこれは省略してもいいと思っていることも違えば、その順番や段取りもそれぞれのカップルでまったく違う経過になります。

ネットで調べたら一般的なことはわかるかもしれません。周りの既婚者に聞けば、その人の経験談を聞くこともできます。でも、それがすべて自分たちに当てはまるとは限らないのです。

男性
男性

真剣交際になってから、彼女と話す話題が変わりました。交際の段階に合わせて何を話しておけばいいか、何を話しておくべきなのか、必要なアドバイスをしてくれる人がいたから心強かったです!

女性
女性

結婚生活を準備する話し合いの中で、自分たちだけでは気がつかないことがたくさんありました。それに気づかせてくれて、アドバイスしてくれる人がいるとすごく安心!

これはその時期になって初めて実感できること。ここでは先にお伝えしておきますね。

つらい経験をした方へ伝えたい言葉

傷ついた心を癒やしてもらえるように

このブログを読んでくださった方の中には、同じような経験をした方がいらっしゃるかもしれません。

あのときのつらい気持ちを、今も心の中に留めているとしたら、まずはゆっくり心を癒していただきたいと思います。心の傷が癒えるまで、家でゆっくりするもよし、一人旅に出てみるのも良いかもしれません。自分なりの方法を見つけてくださいね。

つらい経験を乗り越えたら、幸せは倍になる

たくさんの皆さまのご結婚をお手伝いしてきましたが、何も波風が立つようなこと無く、結婚まですんなりと進んだカップルはいらっしゃいません。結婚はゴールではなく、スタートです。いろいろなことを乗り越えて、二人の人生を始めていくのが結婚という節目です。

破談になった過去の経験があると、トラウマになってしまうかもしれません。もし、婚活を再開してみても、何かのきっかけで思い出してしまい、影響が残っていることに気がつく人もいます。それだけ強く心に残る経験をしてきたわけですので、そのお気持ちはとてもよくわかります。

しかし、そんなつらい経験を乗り越えて、本当の結婚相手と出会った人たちを、私はたくさん知っています。

自分の心が傷ついた分、人の心の痛みがわかる優しい人になれると思いますよ。いつの日か「本当の結婚相手との新生活で失敗しないために、あえて先に試練があったんだ」と、前向きに考えられる時がきたらいいですね。

カウンセラー
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少しずつでも良いので、ご自身が目指す未来へ向かう行動を続けてみてくださいね。心から安心できて、本当に出会いたかった人がきっと現れます。信頼できるパートナーとの、幸せな結婚生活を叶えてください。応援しています!

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