
「成婚退会した後でうまくいかなくなって、婚約を解消した」
「真剣交際に入ってから、結局お別れすることになった」
という方からのご相談が増えています。
交際期間の中で、真剣交際になってから結婚に至るまでが、二人にとって大切な時期。
本気で結婚を考えられる貴重な相手巡り会い、今まで経験したことがない深い関係を築くわけです。すべて何の問題もなく進んでいくことの方が珍しいかもしれません。
今回のブログでは実際の経験談を元に、どんな理由で破談になったのかを紹介しながら、破談を回避するために先に知っておいてほしいことをお伝えします。
今まさに悩んでいる方がいれば、このブログのメッセージがあなたの力になれたらと思います。ぜひ最後までご覧ください。
真剣交際中に破談した3つの経験談
ここで紹介する3名の皆さまは、実際にご相談にいらっしゃった女性です。ここではごく一部の方々をご紹介します。
●二人の気持ちがなんとなく離れてしまったAさん
彼からの連絡が減ったことで「会いたいって思ってくれていないのかな」「気持ちが変わったんじゃないか」とか、不安な気持ちが強くなって、彼を信じて待つことができなくなりました。彼からも「もう一緒に生活するのは無理だと思う」と言われてしまって…関係を解消することになりました。
●プロポーズの後で相手の親から反対されてしまったMさん
私は結婚後も仕事を続けるつもりで、彼も理解してくれていたはずでした。でも、彼の両親は「結婚するなら専業主婦になって息子を支えるべきだ」と主張。彼も「やっぱり仕事を辞めたら」と言い始めて、彼が私よりも自分の親の言葉通りに従ったことが信じられませんでした。親の言いなりになってしまう男性では不安なので、自分から終わらせることにしました。
●成婚退会してから将来のすりあわせができなかったHさん
その後、同棲の話をし始めた頃から、急に彼が私のお金の使い方や細かいことに文句を言い始めて、会うたびにけんかばかりすることに…結局、私から交際を解消したいと言いました。彼が別れることを納得してくれるまで時間がかかって、本当につらかったです。
真剣に結婚を考え始めた相手とお別れするのは、本当につらいことです。言葉にできないような気持ちになるし、たくさんの思い出もある…相手のことを忘れるのは簡単なことではありません。
せっかく真剣交際に入るくらい気持ちが深まったご縁が破談なんて、とても残念なことです。
破談になった理由とは

”真剣交際中の破談”とは、どんな理由で破談になるのか、主な理由を知っておきましょう。
気持ちのペースが合わなくなったから
「気持ちのペース」のズレというのは、案外とても微妙な感覚の違いです。これが大きくなるのが、破談の一番多い理由です。
お付き合いが始まる前までは、相手に好かれたいと無意識に相手のペースに合わせてしまうもの。しかし、お付き合いが進む中で次第にズレが生じてしまうこともあります。
今の生活や理想のイメージを押し通そうとした
結婚すれば全てが今まで通りというわけにはいきません。相手の時間や価値観に合わせなくてはいけないことも出てきます。しかし、中には自分のライフスタイルを維持しながら理想の生活を叶えるのが結婚だ!と、自分よがりの考えにこだわりすぎて、相手に押し付けてしまう結果になる人もいます。
やはり、お互いに歩み寄る姿勢がないと難しいですね。近づいた気持ちも、いつか離れていきます。
結婚に向けて必要な準備をしようとしなかった
お付き合いは順調でも、結婚となると様々な準備が必要になり、面倒な事もたくさん出てきます。それを一緒に乗り越えていければいいのですが、前に進む事に躊躇してしまったり、仕事の忙しさにとらわれて気持ちが後ろ向きになってしまったりと、前に進まないことで気持ちが冷めてしまうこともあります。
お互いの価値観が大きく違っていた
結婚のイメージを話し合う途中で、価値観の違いに気づいたというケースも多々あります。
交際に限らず、自分にとって不安や疑問だと思うことが相手には全く響かずに、いつまでたっても平行線のままという経験はありませんか?気づいたら話し合いを丁寧に進めて理解しあうことができればいいのですが、このまま気持ちが離れていく場合もあります。
特に金銭感覚や将来設計などの価値観は、今後一緒に人生を歩んでいく上で重要ですので、違いが大きいと破談につながりやすいと言えます。
マリッジブルーから抜け出せない
男女ともに、以外と多いのがマリッジブルーです。「それって本当にあるものなの?」と思われるかもしれませんが、破談の理由としても珍しいことではありません。
簡単に言うと、マリッジブルーとは現状を変える勇気が出せない状態です。
結婚したいとは思っているものの、今後の生活が変わってしまうことを面倒くさく思ったり、変わることを怖く感じてしまいます。交際は自分一人のことではありません。自分一人でも前に進めなくなると、交際はうまく進まなくなります。
不誠実さに信用を失った
結婚相談所においては、成婚退会までは性交渉は認めていません。そのため、成婚前に相手から性交渉を求められた場合は規約違反。もちろん、お互いの同意があったとしてもNGですので、結婚相談所が仲介に入ります。
では、成婚退会した後はなんでもOKというわけではありません。どのタイミングなら性交渉OKなのか2人で相談すべきことです。相手が望んでいないタイミングでの要求は、どんな場合でも信用を失うことになります。
相手家族との関係が悪くなった
今までは2人だけで進めることができた交際も、真剣交際となると親や家族たちも関係してきます。そこで家庭環境や家族の習慣、付き合い方の大きな違いに気づいたという話はよくあります。
親の意見が強くなった
2人の合意だけでプレ交際から真剣交際に移ることができます。しかし、真剣交際となって結婚の話が具体的になってくると、親が介在してくるケースがあります。
最初は「二人で暮らせばいい。実家に住まなくていい」と言っていたのに、後から意見を覆して「同居しないと結婚は許さない」などと言ってきたり、挙式や披露宴は二人の希望通りにしてもいいと言っていたのに「親戚の手前があるからきちんとしないとダメだ!」と急に言い出したりして破談になったケースもあります。
本人同士は相性がいいのに両親が認めない。今後のスケジュールや結婚生活にも意見をしてくる。また、本人も親の意見に同調してしまうなどもあります。
相手の両親の要求が強くて受け入れ難いことが、破談の原因になることも多いです。
破談するとどんなことが起きるのか?
では、もしも破談になってしまったら一体どのようなことが起こるでしょうか。先にリスクを考えておきましょう。
精神的なダメージを受けてしまう
結婚まであと一歩という時に、思わぬ展開で破談してしまった場合、精神的に大きなダメージを受けてしまいます。時間をかけて育んできたことが終わってしまうため、大きな苦しみや悲しみを感じ、絶望感が襲ってくるかもしれません。
心の傷を回復するには時間がかかりますし、次の出会いを目指したとしても、破談した経験に影響されてうまく婚活できないこともあります。
家族や周りの人に対して気遣いが多くなる
家族や友人、職場に結婚する報告を済ませてしまっていた場合は、説明しなくてはなりません。これからもお付き合いの続く相手であれば、後々になってから話題にされてしまうこともあります。精神的なダメージを大きくさせる要因のひとつです。
学生時代の失恋とは訳が違いますので、破談になったときだけでなく、その後もかなり周囲に気を遣うことになります。
金銭的な問題が発生する
どの段階で破談するかによりますが、正式な婚約後の場合などは、それまでに支払った金銭(成婚料や指輪の代金、新居にかかる費用、挙式のキャンセル費用など)を、相手から要求されることもあります。
弁護士など代理人を通して話し合うケースもあり、その分の費用がかかってしまうかもしれません。
真剣交際中の破談を回避するために

では、こんなつらい別れをしないためにはどうしたら良いのでしょうか。経験者のアドバイスを元にまとめました。
気持ちの勢いだけで真剣交際しない
誰しも「この人が運命の人かも!」と思うと勢いよく次に進んでしまうことがあります。もちろん勢いも大事ですが、「真剣交際」に進む前に慎重に判断することが大切です。
結婚相談所では、3ヶ月くらい真剣交際が順調にいけば成婚に向かってという流れが一般的です。皆さん結婚相手を探している訳ですので、スピード感が早いです。ですので、前段階から慎重に選ばなくては、勢いのまま結婚となって後から後悔するなんてことになりかねません。
本当に結婚しても良いと思える方とだけ、真剣交際に進みましょう。
プレ交際中から何でも話し合える関係を築く
時間が経ってからでは言いにくいし、確認しにくい事ってありますよね。プレ交際の段階から、何でも話し合って聞き合えるような関係を築いておくことが大事です。
相手に好かれようとして相手に合わせて、いつまでも言いたいことを我慢してしまう人がいますが、後から言い出したら「話が違う!」となりますよ。そのときに先に言っておけば良かったと、後悔することがないようにしてくださいね。
何かあればすぐに相談できる関係が築けていれば、いざとなったら話し合って、一緒に協力しあって乗り越えられますよ。
真剣交際に向けて話し合っておく
真剣交際に入る前が一番の見極めどきですし、もっとも話し合いに向いている時期です。不安に思うことがあれば、なんでも先に話し合っておきましょう。その上で一緒に考え方の方向性を決めておくことが大事です。
話し合うテーマについて、このように考えて整理してみてください。
・結婚後に住む場所はどの辺りでどんな条件がいい?
・結婚後の女性の仕事、続けたいの?続けられるの? など
・子供ができたら仕事は?子育ては?家事の分担は?
・親の介護が必要になったら? など
すぐに決められない、そのときにならないと、実際にはどうなるかわからないことに関しては、お互い「そうなったらどうしたいか」を話し合い、今後どう解決していくのか方向性を話し合っておくと、一緒に乗り越えていけるでしょう。
また、相手に理解してもらえるだろうか…と不安に思っていることはあれば、早い段階で伝えて相手の考え方を確認できると安心です。
二人にとって大切なことだから話すという積極的な行動が、結婚について真剣に考えている姿勢です。気持ちや誠意が伝わります。ぜひ、遠慮せずに話してみてくださいね
お互いの家族について知っておく
結婚は当人同士だけがよければいいものではありません。お互いの家族関係が関わってきます。
事前にお互いの両親について話題し合い、自分たちの結婚観(結婚の希望やイメージ)だけでなく、ご両親のご意向も確認しておく必要があります。そのために、ぜひ次のことを積極的に行ってください。
子供時代のや育った家庭について話す
プレ交際中に「どんな子供時代だったか」「どんなふうに育てられたか」「両親はどんな人か」について話しておきましょう。具体的にイメージできるようになるまで話を聞いてみてください。
両親に実際に会ってもらう
また、早い段階で家族と顔を合わせるのがいいでしょう。先に娘や息子の交際相手の存在が認識されて、親御様とも良い関係が築けている場合はその後のトラブルも少ないですし、何か問題が出てきた場合も早いタイミングで次の対策を相談しやすくなりますよ。
的確なアドバイスをしてくれる人に相談する
ほとんどの人が、真剣交際から結婚準備は初めての経験です。準備の段階で何を話し合い、どのように決めておくとスムーズに進んでいくのかは、カップル毎に順番も段取りもまったく違います。
ネットで調べたら一般的なことはわかります。周りの既婚者に聞けば、その人の経験談を聞くこともできます。でも、それがすべて自分たちに当てはまるとは限りません。
二人の交際の段階に合わせ、必要なアドバイスをしてくれる人。自分たちだけでは気がつかない、結婚生活を準備する上で大切なことに気づかせてくれる人がいると安心!とおっしゃる人も多いです。
つらい経験をした方へ伝えたい言葉

このブログを読んでくださった方の中には、同じような経験をした方がいらっしゃるかもしれません。
今もつらい気持ちを心の中に留めているとしたら、まずはゆっくり心を癒していただきたいと思います。心の傷が癒えるまで、家でゆっくりするもよし、一人旅に出てみるのも良いかもしれません。自分なりの方法を見つけてくださいね。
つらい経験を乗り越えたら、幸せは倍になる。きっと!
たくさんの皆様のご結婚をお手伝いしてきましたが、何も波風が立つようなことなく結婚まですんなりと進む方はいらっしゃいません。結婚はゴールではなく、スタートです。いろいろなことを乗り越えて二人一緒の人生を始めていくのが、結婚という節目です。
一度破談になった経験があると、トラウマになってしまうかもしれません。婚活を再開してみても何かのきっかけで思い出してしまい、当時の影響が残っている人もいます。それだけ強く心残る経験をしたわけですので、気持ちはわかります。でも、過去にとらわれてしまうと、未来が良い方向に変わっていきません。
今、幸せな結婚生活を送っている会員さんの中には、結婚式直前に破談になった経験を乗り越えて、本当の結婚相手と出会った人たちもいます。
自分の心が傷ついた分、人の心の痛みがわかる優しい人になれると思います。本当の結婚相手との新生活で失敗しないために、あえて先に試練があったと考えてみてください。
少しずつでも良いので、ご自身が目指す未来へ向かう行動を続けてみてください。心から安心できる、出会いたかった人が現れますよ、きっと!
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