婚活中の皆さんはデート代をどうしていますか?男性が全額支払うのか、それとも割り勘にするのか。男性も女性も迷う場面も多いのではないでしょうか?
本気で婚活をがんばっていると、婚活にかかる費用、特にデート代にはけっこうなお金がかかりますよね。
そこで今回はデート代の支払い方、どうするのがベストなのかを考えてみました。
お金の価値観は結婚の条件に関係しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
「デート代の支払い」データから見える最近の傾向
2022年2月に20代〜40代の独身男女に行ったアンケート調査の結果から「初回デート」と「2回目以降のデート」では、デート代の支払い方についての考え方が、男性も女性も少し変わる傾向があるようです。
初回と2回目以降で集計したアンケート結果から、皆さんがどのように考えているのか見てみましょう。(参照記事:デート代の男女の本音より)
初回デートの希望
まずは初回デートでの支払いに関して、男女別のアンケート結果をご紹介します。
●初回デート*男性の場合
男性のほぼ半数48.5%の人達が「自分で全額おごりたい」と答えています。
次に多いのが「女性よりも多めに出したい」という声です。やはり男性全体では、男性側がおごるもしくは多く支払おうとする意識が高いようですね。
●初回デート*女性の場合
女性の場合、「割り勘にしたい」が40.5%で最も多く、「男性に全額おごってほしい」のは第2位という結果でした。
女性全体でいえば、「男性におごってほしい」「自分よりも多めに出してほしい」という割合が多いものの、「割り勘がいい」と考える女性が増えているのが最近の傾向のようです。
デート2回目以降の希望
次に、2回目以降のデートでは、この意識がどのように変化するのか男女別に見てみましょう。
●2回目以降のデート*男性の場合
初回デートでは「自分が全額おごりたい」と考えていた男性が48.5%でしたが、2回目のデートからは28.7%へとかなり減少しています。
2回目以降のデートから割り勘にする意識が出てきたのが、男性側の大きな変化ですね。
●2回目以降のデート*女性の場合
女性が「割り勘にしたい」のは、初回デートも2回目以降でも特に変わらず多数派のままですが、「相手に全額おごってほしい」より「相手に少し多めに出してほしい」が上位になりました。
この結果から、男性に任せっぱなしにするのではなく、女性たちもお金を払う意識へ変化しているようです。
ここまでの結果を分析してみると、男性に全額おごってもらうことを、女性全員が望んでいるわけではないといえます。
社会全体でも男女に差をつけず、お互いに対等な関係を築こうとする人達が増えている手応えがあります。それと比例するならば、お金の支払いも対等にしたいと考える女性が増えている傾向なのは、理解できると思います。
年代別の割り勘意識の違い
そして、もう一つ参考に見ておきたいのが、年代別の女性の割り勘に対する意識の違いです。
女性の20代と40代が割り勘志向、30代は男性におごってもらいたいと考えている傾向があります。それぞれの年代の意見を交えながら、年代別の傾向とその理由を考えてみましょう。
(参照記事:年代別に聞いたデート代の「割り勘」問題)
20代のデート代に関する考え方や傾向
20代というと、男性も女性も就職してまだ数年という時期。経済的な余裕がないため、お互いに相手を気遣いあっている様子もあります。
僕より彼女の方が年収が高いから、彼女が全額支払ってくれることがよくあります。ボーナスが入った時は自分がご馳走したりしますが、トータルで割り勘になればいいかなって感じで考えています。
同じ年代の彼と付き合っている友達も、ほとんど割り勘にしているみたい。めちゃくちゃ稼げる年齢じゃないし、お互い様だからそれでいいと思います。
男性が全額払ってくれるのは嬉しいけれど、なんとなく申し訳ないなって思ってしまいます。
経済的な理由以外の要因として、20代には学生時代から割り勘で飲食する習慣があるということです。 現代ではLINEPayやPayPayなどネット上で簡単に送金ができるため、友人同士でも1円単位で割り勘にするのことに慣れています。
その習慣は交際する間柄でも続いており、デートにかかる費用を平等に負担しながら付き合っているカップルが増えているようです。
30代のデート代に関する考え方や傾向
30代は勤続年数が増えてお給料もそれなりに上がり、経済的な余裕が出てくる時期ですね。男性が多めに出したりおごったりする機会が増えてくるのも、お金にゆとりがあるからできることです。
デートに行くと自分の方が多く飲むし食べるので、彼女が払うといってくれても、きっちり割り勘にするのは悪い気がしちゃって…いつも自分が多目に払うようにしています。
初回のデートからきっちり割り勘だと、やっぱり残念だなって思ってしまいます。ここぞって時には全額支払ってくれる男性のほうが好きですね。
昔は全額払っていたが、毎回だと金銭的にキツいので「割り勘」を普通と思ってくれる女性かどうかは重要。
30代の男性たちに話を聞いてみると、男としてのプライドがあったり、女性に対して良いところを見せたい気持ちがある人は、女性と出かけるときは自分がおごりたいと考えている声も多いように思いました。
ただし、結婚や将来を意識する年齢になりますので、最初は自分がおごったとしても、うまく割り勘にしながら気持ちよく交際が続けられるかどうか、女性の経済観念がしっかりしているかどうかなど、相手の金銭感覚を知りたいという意欲も高くなります。
女性はどちらかといえば、男性におごってもらいたいと考える傾向が強いようです。同じ年代の人同士での交際するなら、男女の理想と現実に一番ギャップが生まれやすいかもしれません。そういった傾向は理解しておいたほうがよさそうですね。
40代のデート代に関する考え方や傾向
40代までキャリアを積み重ねてきた女性たちであれば、男性と同じくらいの収入がある人、高年収を稼いでいる人も多くなります。
特別な場面は別としても、基本はいつも割り勘にしたい。その方が付き合いも長続きすると思う。
たとえば15,000円の会計なら「5000円でいいよ」くらいのことを言って、多めに支払ってくれる男性が上手だと思う。いい歳して毎回きっちり細かく割り勘するのはどうなのかな?と思いますよね。
初めてのデートでは男性にご馳走になっても、次からは割り勘にしましょうと私から提案します。毎回おごられると居心地も悪いし、こっちからも誘いにくくなっちゃうので。
収入にゆとりが出て自立した意識が育ってくるのと同時に、「割り勘がいい」と考える女性が増えてくるようです。その中には、性別に関係なく対等な人間関係を望む人、全額おごられるのは気がひけるように感じる人もいます。
40代の男性は、相手が年下なら男性がおごるのは当然と考える傾向が強いようですが、相手が同年代同士であれば交代で支払うなど、お互いを尊重しあう姿勢があるかないかが、交際が長続きするコツのようです。
おごるかおごらない?男性の4パターン
ここまでは男女の性別の違いによることや年代による違い、全体の傾向などを見てきましたが、今度は目線を変えて、男性ならではの心理と本音をパターン別に見ていきましょう。
女性には支払わせないと決めている男性
「女性にお金を出させるのは格好悪い」という考え方がスタンダードな時代もありました。
男女の収入格差が今より大きかった頃は、女性の負担を減らすためでもあり、”男だから”というプライドを守るためにも、必ず自分がおごると決めている男性が少なくありませんでした。また、女性に財布を出させるのが悪いことだと思っているほどの人もいました。
お会計のタイミングで先に伝票を持ち、ささっとスマートに会計を終わらせるのに慣れている男性は、こうした傾向が強いほうかもしれません。
ただし、この女性にはお金を出す価値がないと男性が判断したのなら、その関係はすべて終わってしまうでしょう。男性が女性に求める条件はますます高くなるかもしれません。
期待する女性だけおごる男性
好意を寄せて期待する女性にはかっこよく振る舞いたいと考え、そういった下心がある女性にだけおごる男性も少なくありません。このタイプの男性に聞いたところによると、女性の反応やその日の雰囲気、進展が期待できるかどうかによって、全額おごるかどうかを決めているという声も聞きました。
もし男性から「今日は自分が出しておくね」のような発言があれば、「次回はあなたが払ってね」というニュアンスにもなりますので、このタイプに近い考え方かもしれません。
相手との関係次第でおごるかどうかを判断するので、誰にでもおごるのが当たり前というわけではないようです。
誰でもいつでも割り勘にする男性
どんな時でも誰にでも、すべて割り勘にするのが当たり前の男性もいます。今は女性も男性も同じように働いて収入を得ていますので、なんでもフェアがいいと考えるのがその理由のひとつ。
お金の支払いで気を遣う場面が減るのは、お互いに気楽かもしれませんが、自分の分だけ先に会計したり、「◯◯円は支払ってね」と当たり前のように振る舞うのは、友達付き合いの関係ならOKでしょう。
しかし、恋愛対象となる男女の関係で同じ事をやってしまうと、ただの友達でしかありません。特別な関係に発展させたいと願っても、そこから切替えるのは難しくなるでしょう。
いつから割り勘にするか決めている男性
最初は男性が全額支払っていても、全額負担から割り勘に切り替える時期を、自分で決めている男性もいます。これからも交際が続くだろうと思い始めると、デート代の負担が重く感じられるようになり、早めに割り勘にして長く付き合いやすくしたいと思うようです。
もしかしたら、そんなアドバイスをどこかで見聞きした結果、交際のコツだと思って実践しているのかもしれませんが、この交際がうまくいくことはないでしょう。「3回目のデートから割り勘にする」と決めていたとしたら、それは自分の勝手です。
相手の気持ちや考え方をまったく反映していないなら、あなたの気持ちも相手に理解してもらえません。特にお金にまつわることで強引さが出てしまうと、良い印象にはなりません。
デート代を支払う場面で男性の本音
男性のほうがデート代を多く支払っている傾向がありますが、自分が全部おごろうと思っている男性たちも、実はいろいろなことを考えています。今度はデート代に関する男性の本音をご紹介しましょう。
お礼を言わない女性に幻滅、次はない!
お見合いのお茶代も、男性が払う決まりだからといってお礼を言わない女性にはびっくりします。そんな女性と交際しても先が思いやられるし、結婚したいとも思わないので交際はお断りするようにしています。
自分がおごるつもりでデートをしても、おごられるのが当然のような雰囲気でいる女性には、正直幻滅します。
高級レストランを希望されるとドン引き
自分の方が年上で稼ぎもそれなりにはありますが、毎回高級レストランを希望されると、その後のデートはないと思います。もちろん誕生日や記念日に行くのは自分も楽しみですが、高級な店でデートするのが当たり前の女性は、相手に対する感謝の気持ちや気遣いがないのかなと引いてしまいます。
婚活するほど負担が大きくなってつらい
お見合いのお茶代を男性が負担するのは仕方ないと思っています。でも、その後のデートでも、やはり自分がおごったり、多めに出すことばかりなので、実はどんどんお金に余裕がなくなっています。なので、お金を少しでも出すといってくれる女性は堅実だなと思うし付き合いやすい。優しさや思いやりがある女性だと感じるので惹かれます。
婚活でかかる費用は男性が負担するほうが多いので、なかなか貯金できません。いざというときは出すつもりなので、基本はお互いに割り勘できたらいいなと思います。
割り勘は女性から言い出して欲しい
正直自分から言い出すのは勇気がいるので、女性の方から割り勘を提案してくれるとありがたいです。交際したら割り勘になるかと思いきや、ずっと自分が財布を出してしまっていたせいで、それが当たり前になってしまい、もう引き返せなくなりました。
自分からお金を出してほしいと言うのは、さすがに格好悪い。心の中では割り勘にしたいと思ってもなかなか言い出せません。
自分からは直接言いづらいことばかりですね。スマートに支払う男性たちには複雑な気持ちがあります。交際がスムーズに進み、二人の関係を深めていけるかどうかは、いろいろな場面で気遣いや協力が必要ですね。
気持ちよくデートができるデート代の払い方
では、これからのデート代をどうすると、余計な気遣いやストレスなく交際ができるのでしょうか。最後にポイントをおさえておきましょう!
お互いに「ありがとう」の言葉を忘れない
おごってもらった時だけでなく、相手から自分に向けた好意や行動を感じることがあれば、必ず感謝の言葉を伝え、笑顔をお返しすることを忘れないようにしましょう。
感謝の気持ちが伝われば、相手もきっと「ご馳走してよかった」と思えるはずです。また男性も、女性が割り勘を申し出てくれたら同じように感謝の気持ちを伝えてくれると思います。
お互いに「○○してもらって当たり前」という感覚に陥らないようにしましょう。
女性から割り勘を申し出るようにしよう
先ほどの男性の声にもありましたが、男性から言い出しにくいことですので、ぜひ積極的に女性から割り勘を申し出てみてください。
男性からみれば、金銭感覚が似ている女性だと思われますし、おごるつもりでいた男性たちも、女性から申し出てくれただけで嬉しく思うでしょう。お互いに居心地の良い関係が築けるのではないでしょうか。
相手まかせにせず、甘えすぎない
もし女性からの割り勘の提案を男性が断ったとしても、そのまま甘えすぎるのはよくありません。次の機会にまた提案してみるとか、お返しにプレゼントをしたり、何かしら自分にできることを考えてみてください。
時には「たまには私にも支払わせてね」「いつもありがとう」等の言葉を添えながら、先に支払いを済ませたりなど工夫できることがあると思います。その行動に強引さがなければ、男性にとっては嫌な感じにはならないでしょう。「男性に甘えっぱなしではなく、気遣いができる女性」という印象になることが多いと思いますよ。
まとめ
結婚を考える時、誰にとっても一番大事なことなのに、一番話しづらいのがお金のことです。
金銭感覚が大きくずれていると、結婚してからもめる原因にもなりますので、必ず確認しあっておきたいことですよね。
二人にとってデート代の支払い方は、お金の価値観に気付く最初のきっかけになるでしょう。
このブログでは、男女別や年代毎などの違いや傾向について解説しましたが、お金にまつわる価値観には個人差がありますので、その人ならではの考え方や価値観を理解しようとすることが大切です。
一緒に暮らす相手、生活を共にする相手とは、話しづらいことも話し合える関係が理想的ですね。デート代の支払いについて正直に話し合えると、その先の関係作りもスムーズになりますよ。
お互いに納得できる、二人ならではの形をみつけてくださいね!