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結婚前に必ず確認すべき10のこと|価値観の違いで後悔しないためのチェックリスト
2023.07.19
「この人と結婚して、本当にうまくやっていけるのかな…?」
結婚が現実になり始めたとき、多くの人がふと不安を感じるものです。好きという気持ちだけでは乗り越えられない“価値観の違い”が、結婚生活を左右する大きな要因になるからです。
実際、「信じていれば大丈夫」「そのうち話せばいい」と思っていたことが、後になって「こんなはずじゃなかった…」という後悔につながるケースは少なくありません。
幸せを叶えるために「結婚してよかった!」「本当に幸せ!」と思える結婚を叶えるためには、自分にとって大切な価値観や相手への確認事項を、きちんと話し合うことが何より大切です。相手の結婚観を共有し、価値観のすり合わせをすることは、仮交際中であっても早すぎることはありません。
「きっとわかってくれるだろう」「言わなくても察してくれるはず」といった期待だけでは、結婚後に思わぬズレが生じることもあります。
今回は、婚活カウンセラーとして多くのカップルを見てきた経験から、結婚前に確認すべき10のことをチェックリスト形式でご紹介します。後悔のない結婚を叶えるために、ぜひ最後までご覧ください!
目次
結婚生活がうまくいくかは「結婚前の確認」がカギ
結婚前に確認しておきたいこととは?
「この人となら幸せになれそう」──そう思って結婚を決意したものの、実際の結婚生活は“理想”だけでは成り立たない現実の連続です。
生活習慣、金銭感覚、子どもに対する考え方、家族との関係…。毎日の暮らしの中で、こうしたテーマに何度も直面することになります。
それらを結婚前にしっかりと話し合い、すり合わせておくことは、円満な夫婦関係を築くための「土台」になるのです。
なぜ結婚前に価値観を確認すべきなのか?
例えばこんなすれ違い、あなたならどう感じますか?
「え、そんなに実家と頻繁に会うの…?」
「生活費の管理、全部あなたがやるつもりだったの?」
「今さら子どもは欲しくないってどういうこと?」こうした「価値観の違い」に、もし結婚後に気づいてしまったら——。夫婦関係にストレスや衝突が生まれるのは当然です。
実際、厚生労働省の統計(令和4年)でも、離婚理由の上位には「性格の不一致」「生活上の意見の相違」が挙げられており、これは結婚前の話し合い不足が大きな原因と考えられます。
だからこそ、結婚前に価値観を確認し合うことは、「後悔しない結婚」の第一歩なのです。
後悔しないために必要なのは「価値観の一致」ではなく、すり合わせ
人はそれぞれ育ってきた環境も、経験も違います。だからこそ価値観が異なるのは当たり前。
大切なのは「同じであること」ではなく、「違いを認め、どう歩み寄るか」です。そのためには、結婚前に丁寧にすり合わせておく必要があります。
たとえば…
- お金の使い方に大きなズレがある
- 親との付き合い方に温度差がある
- 子どもを望むかどうかで意見が分かれる
こうしたテーマを曖昧なままにしてしまうと、あとから「こんなはずじゃなかった」という後悔につながりかねません。
反対に、事前に価値観の違いを共有し、どう対応していくかを話し合っておけば、夫婦としての信頼関係を深めることにもつながります。
はい結婚は、人生を共に歩むパートナーとの長い旅路です。そのスタートラインに立つ前に、互いを理解し、価値観をすり合わせることが、幸せな未来を築くカギとなります。結婚前に必ず確認すべき10のポイント
どれも大事なポイントです
真剣交際中の結婚前は、交際期間の中でも一番楽しい時間です♪
でも!!楽しく過ごしながらも、本音で話す時間も作ってくださいね。
「深い話はなかなか話しづらい」「話し出すきっかけがつかめない」というカップルもいますが、結婚にまつわる大事な話題をいつかは話し合わないといけません。
ぜひ、交際しながら話題にしやすいところから話し合っていきましょう。
① 住まいの希望
「結婚したらどこに住むの?」という疑問は、結婚準備において多くの女性が最初に抱くものです。
通勤・実家との距離・将来の子育てなど、住まいに関する希望は人によって本当にさまざま。“なんとなく”で決めてしまうと、後悔や不満が残りやすいポイントでもあります。
●結婚後の住まいの希望をすり合わせよう
・どのエリアでどれくらいの広さ?
・通勤時間はどれくらいかかる?
・お互いの実家との距離はちょうどいい?
・賃貸にする?購入する?
・社宅制度が使えるのか
・子育ても同じ場所で? などたとえば、女性が「実家の近くに住みたい」と思っていても、男性は「職場に近いエリアで探したい」と考えているかもしれません。
また、「賃貸で様子を見てから購入したい」「すぐに家を買いたい」「将来は親と同居する前提」など、住宅に対する考え方そのものがまったく違うケースもよくあります。
だからこそ、早い段階で住まいに関する価値観を確認し合うことは、結婚後のストレスや後悔を防ぐうえでとても重要です。
「住まいの希望」って、実は結婚後のすれ違いが起きやすいポイント。
👉 結婚後に後悔しない「住まいの希望」のすり合わせ方とは?② 食べ物の好みや傾向
一緒に暮らし始めると、食事の回数は1日3回、365日。つまり、“食”はもっとも頻繁に共有する生活の一部です。
だからこそ、味付け・好き嫌い・食への価値観のズレは、日々のストレスの種になりやすいのです。
●食べ物の好みや傾向を知っておこう
・好き嫌いはあるの?
・味付けの好みは濃いめ?薄め?
・お酒を飲む?飲まない?
・アレルギーで食べられないものは?
・毎日お酒は飲むの?どれくらいの量?
・食事に関してこだわりはある? など「食の好みが合わない人との結婚は難しい」と言われるのは、決して大げさな話ではありません。
毎日の食事はコミュニケーションの時間でもあります。ここにストレスがあると、気持ちのすれ違いも生まれがちに。
料理が得意な人も苦手な人も、お互いに「何を大切にしたいのか」をしっかり確認しておきましょう。
③ 仕事と家事の分担
共働きが当たり前になった現代だからこそ、「家事はどちらがどれくらい担当するのか」というすり合わせが重要になっています。
とくに子育てや働き方に関する希望や考え方が異なると、家庭内の役割に不満や誤解が生じがちです。
●仕事と家事の分担を計画しておこう
・結婚後すぐの働き方の希望は?
・子供ができたら働き方はどうする?
・今の仕事を続けたいのか
・共働き希望?一時的に離職?
・勤務時間、フレックス制などはある?
・転勤や単身赴任の可能性は? などたとえば、どちらかが家事に消極的だったり、「女性がやるもの」「収入が多い方がやらない」などの思い込みがあると、すれ違いが起きやすくなります。
結婚前に役割分担のイメージを共有することで、結婚後の「そんなつもりじゃなかった…」を防ぎましょう。
④ ライフスタイル
朝型・夜型、休日の過ごし方、一人の時間の使い方…。こうした生活のテンポや価値観が大きく違うと、気づかないうちにストレスが蓄積する原因になります。
お互いの生活スタイルにどこまで合わせられるか、無理なく暮らせるポイントを見つけることが大切です。
●ライフスタイルのこだわりを知っておこう
・就寝と起床は朝型?それとも夜型?
・毎日の食事の時間帯やタイミングは?
・家事はまとめてやる?こまめにやりたい?
・休日はどんなふうにして過ごしたい?
・自分の時間はどれくらいほしい?
・変えたくない部分はある? など「生活スタイルの違い」は、我慢を続けることで蓄積しやすいストレスの一つです。
今の暮らし方・譲れないポイント・気になる点を丁寧に共有して、無理のない共通スタイルを作っていきましょう。
共働きか専業か、生活費の分担、貯金・浪費への考え方など、金銭感覚は生活のベースです。家計管理について話し合っておきましょう。
デートでは気前がよくても、実はかなりの節約家だったり、逆に見栄っ張りで貯金がゼロだったり…。交際中では見えない部分も多いため、「お金の価値観」だけはしっかり共有しておくのが鉄則です。
⑤ 金銭感覚とお金の管理
結婚後の生活で多くの人がぶつかるのが「お金の価値観のズレ」。貯金・浪費・管理スタイルなど、細かいことでも事前に共有しておくことで、トラブルの多くは未然に防げます。
●金銭感覚とお金の使い方について話し合おう
・お互いの収入と貯金を共有する
・どこまで節約?どこから浪費?
・家賃や初期費など生活費の分担は
・共有口座を作るのか
・お金の管理はどちらがするのか
・ローンや借金はないのか
・ギャンブルはしないか
・趣味へのお金の使い方 などデート中の印象や雰囲気だけではわかりにくいのが、お金に対する考え方。実は浪費家だった、貯金ゼロだった…という事後発覚は、結婚後のストレスや不信感の原因になります。
お金の話=現実的で重たいと感じて避ける方もいますが、結婚生活では避けて通れないテーマ。将来のマイホームや子どもの教育費、旅行・老後の備えなど、お互いのライフプランと密接に関わってきます。
今の収支感覚をすり合わせ、「結婚後はどう管理していくか」をしっかり話し合っておくことが大切です。
もっと詳しく知りたい方はこちら
👉 結婚前にお金の話はタブーじゃない!金銭感覚のすり合わせで後悔しないために⑥ 子どもと子育てについて
「子どもは絶対欲しい」「いなくてもいいかも」——。このテーマはとてもデリケートですが、だからこそ早い段階でお互いの考えを話し合うことが重要です。
●子どもと子育てについての考えを確認し合おう
・子どもを望むかどうか
・何人?いくつまでに?授かりたいのか
・不妊治療はやる?やらない?
・子育てに協力的なのか?
・育休取得が可能な会社か? など子どもについてどのように考えているのか、「もし授かれなかったら」「いない人生も選びたい」など、どちらのケースも共有しておくことが大切です。
結婚すれば子どもが自然にできると思いがちですが、実際はそう簡単ではないことも多く、妊娠や出産には年齢や健康状態も深く関わってきます。
30代後半からは、子どものいない人生についても一緒に考えてくれる相手なのかどうかが大切な視点になります。どんな未来も一緒に向き合える関係であるか、確認しておきましょう。
また、子育てについては家事の分担と同じように、どんなスタイルを理想としているのかをすり合わせることも大切です。
子どもを望まないという選択をしたい人・迷っている人は、こちらの詳しい解説記事も参考にしてみてください。結婚相談所でも価値観が合う相手と出会える方法があります。⑦ やってほしくないこと
「これをされたらイヤ」「これは言わないでほしい」──小さな価値観の違いが、積み重なると関係にヒビが入ることもあります。
相手にとっての地雷や、自分にとってのタブーを事前にすり合わせておくことで、無用な衝突を避けられます。
●やってほしくないことと仲直りの方法を話しておこう
・相手にされたら嫌なことは?
・どんな言葉や態度にモヤっとする?
・怒りたくなるのはどんな場面?どこまでが許容範囲?
・ケンカした時、どうやって仲直りしたい? など「怒らせたつもりはなかったのに」「そんなことで怒るとは思わなかった」──このようなすれ違いは、感情の地雷ゾーンを知らないことから起こります。
ケンカ=関係の終わりではなく、理解を深めるチャンス。
だからこそ、「どうされたらイヤか」だけでなく、「どう仲直りしたいか」もセットで話しておくことが大切です。⑧ 生理的な感覚
「なぜか受け入れられない」「どうしても距離を置きたくなる」──そういった感覚は、理屈ではなく“生理的な相性”に関係しています。
触れ合ったときの感覚やにおいへの印象など、感覚的な相性も結婚前に確認しておくべき大切なポイントです。
●生理的にOKかどうか確かめておこう
・手をつなげる?つないだ時に違和感はない?
・肌が触れ合ったとき、不快に感じないか?
・相手のにおいは自然に受け入れられる?
・キスできるか、キスしたいと感じるか? など第一印象では見た目が気に入っていても、実際に近づいたときに「無理かも」と感じたら、それは感覚的な相性の問題です。
こうした感覚は努力では埋められないことが多く、結婚後に「なんとなく無理…」となる原因にも。
だからこそ、交際中から距離感を意識しながら自然体で確かめておくのがポイントです。⑨ 親との関係性・距離感
「結婚したら親との付き合いはどうなるんだろう…」と不安を抱える人は少なくありません。
自分にとっての“当たり前”が、相手にとっても同じとは限らないのが親との関係です。●家族や親戚とのお付き合いについて聞いてみよう
・相手の家族はどのような人柄で、家族仲がいいのか
・相手家族から同居や住む場所など要望があるのか
・介護が必要になった場合どうするか
・親戚との付き合い方結婚は、相手のご両親や兄弟姉妹、ご家庭によっては親戚との関係も受け入れていかなければなりません。
仮交際は二人のことだけ話していても進展しますが、真剣交際が視野に入ってくると、結婚後の同居や介護の可能性、息子娘の結婚に対する親御様の希望など、お互いの家族についても共有とすり合わせが必要です。
「実家に帰る頻度は?」「お盆や正月はどう過ごす?」「将来的に親と同居したいと思っている?」など、日常に直結する話題だからこそ、すれ違いを起こしやすい領域でもあります。
結婚から先の話はなかなか具体的に決められない部分もありますが、今の段階で共有しあえることは納得できるまで話し合っておきましょう。
親との関係についてより深く知っておきたい方は、こちらの解説記事「結婚前にすり合わせておきたい親との距離感」も参考にしてください。具体的なパターン別にアドバイスしています。⑩ 宗教の価値観
普段の会話ではあまり出てこない宗教の話。でも、結婚という「家と家のつながり」が生まれる場面では、意外と大きなテーマになります。
とくに信仰心のある家族や親せきがいる場合は、結婚式の形式・仏壇やお墓の管理・葬儀のスタイルなど、将来的にさまざまな影響を受ける可能性があります。
●宗教について尋ねておこう
・本人や家族に信仰している宗教があるか
・どのような宗派・宗教団体なのか
・檀家・菩提寺などが決まっているか
・日常生活や行事にどの程度関わっているか
・結婚後、何か協力や参加を求められることがあるか
・入信や布教の希望があるか など確認しておきたいのは、大きく2つのパターンです。
① 代々信仰されている宗派がある(仏教・神道など)
→ 葬儀・仏壇・墓守などが関係してくる② 新興宗教や団体に熱心に関わっている
→ 行事への参加や金銭的協力、入信の圧力などが生じることも本人が信仰していなくても、親が熱心な場合など、結婚生活において無視できない影響を受ける可能性もあります。
大切なのは、「信じている/いない」が問題なのではなく、それが生活や価値観にどのように関わってくるかを事前に把握しておくことです。
💡 関連記事:
信仰や宗教観って、どこまで話し合えばいい?
結婚前に話しておきたい「宗教」の価値観と向き合い方 も、あわせてチェックしてみてください。結婚準備の話し合いで心がけたいポイント
大事なことだから丁寧に向き合って
結婚に向けて、お互いの価値観やライフスタイルをしっかり確認することはとても大切です。けれども、伝え方やタイミングを間違えてしまうと、良かれと思った話し合いが思わぬすれ違いを生むこともあります。
ここでは、パートナーと話す際に意識しておきたい2つのポイントをご紹介します。
① 話し合いのタイミングと伝え方
たとえ必要なテーマであっても、切り出すタイミングや言い方を誤ると「責められている」と感じさせてしまうことも。
安心して話せる環境を整えることが、建設的な対話への第一歩です。次の3つを意識してみてください。
✅ 話し合いのコツ●落ち着いた雰囲気で話す
仕事帰りや疲れている時間帯は避け、リラックスできるタイミングを選びましょう。●一緒に考える姿勢を大切に
「どう思う?」「こういうのはどうかな?」と問いかけるスタンスが、対等な会話を促します。●一度に決めようとしない
テーマごとに分けて、少しずつ話していくことで、負担を減らし前向きな対話ができます。こうした意識は、結婚後のふたりの関係にもそのまま活かせる“思いやりの土台”になります。
② 価値観の違いは“否定”ではなく“理解”から
話し合いをしていく中で、「えっ、そんなふうに考えていたの?」と驚く場面があるかもしれません。
でも、それは“合わない”のではなく、“知らなかった”だけ。大切なのは、相手の価値観の背景に関心を持ち、理解しようとする姿勢です。
育ってきた家庭環境や過去の経験が違えば、考え方が違うのは当然のこと。まずは「なぜそう考えるのか?」に耳を傾けてみましょう。
そして、自分の気持ちも丁寧に言葉にして伝えていくことで、少しずつ歩み寄ることができます。
価値観の違い=関係の障害ではなく、絆を深めるきっかけ。互いの違いを知り、受け止め合うことで、ふたりの関係はより豊かに育っていきます。
まとめ | 結婚前の確認が、幸せな夫婦生活の第一歩に
信頼しあえるふたりになろう!
結婚は、お互いの違いを理解し合いながら日々すり合わせていく「対話の積み重ね」です。
事前にしっかり話し合っておけば、結婚後に起きがちなすれ違いや不安を減らすことができます。
すべてを同じにする必要はありません。
違いを知り、歩み寄り方を一緒に考えること。それが、信頼し合える夫婦の土台になります。<チェックリスト>結婚前に確認しておきたい10のテーマ
1. 住まいの希望
2. 食べ物の好み・生活習慣
3. 仕事と家事の分担
4. ライフスタイルの優先順位
5. 金銭感覚とお金の管理
6. 子どもと子育てに対する考え
7. やってほしくないこと(NG行動)
8. スキンシップや生理的感覚
9. 家族や親戚との付き合い方
10. 宗教・価値観の背景「こんなこと聞いていいのかな?」と不安に思うかもしれません。でも、心から向き合える相手と出会えたら、きっと話せるはずです。
「まだ話せていないことがあるかも」「自分の価値観をどう伝えたらいいかわからない」──そんな方こそ、私たち結婚相談所がお力になれます。
✅ 価値観が合う人と出会いたい方へ
ブライズデザインでは、プロフィール作成から仮交際の進め方、結婚前のすり合わせまで、プロのカウンセラーが丁寧にサポートしています。「自分らしく安心して結婚したい」と願うあなたの想い、私たちに聞かせてください。
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