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  • 結婚前に宗教の話はすべき?価値観の違いで後悔しないために話しておくこと

    結婚を意識し始めたとき、ふと気になってしまうのが「相手やその家族の宗教ってどうなんだろう?」ということ。

    普段の会話ではあまり出てこないけれど、いざ結婚となると“宗教”は無視できないテーマです。

    たとえば、

    「相手の親が特定の宗教に熱心で、将来的に影響があるのではと不安」
    「自分の家が仏教なのに、相手はキリスト教の家庭だった」
    「子どもが生まれたらどう教育する?年中行事やお葬式は?」

    —そんなふうに「価値観の違い」に戸惑う場面は、決して珍しくありません。

    だからこそ、宗教についての価値観は、結婚前に一度しっかり話し合っておくことが大切なのです。

    この記事では、結婚相談所のカウンセラーとして多くのカップルを見てきた立場から、結婚前に確認すべき宗教のポイントや、話しづらいテーマをどう切り出せばいいか実際にすれ違いが起きた例も交えて、わかりやすくお伝えしていきます。

    「信仰が違っていても、結婚生活できるのかな?」という悩みを持つ方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

    💡 関連記事:
    結婚前に話し合っておきたい価値観とは?「金銭感覚」「住まい」「親との距離感」なども含めて10項目をまとめたページはこちら

    なぜ結婚前に宗教について話し合うべきなのか?

    3つの吹き出し

    だから話し合おう!

    宗教に関する話題は、日常の会話では出てこないことが多いもの。でも結婚となると、本人だけでなく家族や親せきも関わってくるため、価値観の違いが思わぬトラブルの火種になってしまうことがあります。

    ここでは、宗教の違いが結婚生活にどんな影響を与えるのか、具体的なリスクや話し合っておくべき理由を見ていきましょう。

    宗教は“個人の自由”だからこそ話しづらい

    そもそも日本では「宗教の話をするのはタブー」と感じている人が少なくありません。親しい間柄でも「宗教について聞くのは失礼かも」とか「こんなこと言ったら嫌われるかも」と、遠慮してしまう傾向があります。

    実際、宗教についての考え方にはさまざまな温度差があります。

    🔍 宗教に対するスタンスも人それぞれ

    • ✅ 「聞かれたくない」「家庭のことだから話したくない」と感じている人
    • ✅ 「本当は伝えておきたいけれど、自分から話題に出すのは気が引ける」という人
    • ✅ 「あまり気にしていないし、相手が話したければ聞く」というスタンスの人
    • ✅ 「宗教には関わりたくない」「嫌悪感がある」という否定派の人

    このように、宗教に対する考え方や話題の捉え方は人それぞれで、誰もがどこかにあてはまるものですが、お互いのスタンスを言葉にして確認しないと本音はわかりません。

    この価値観のズレがあっても、話さなければ気が付かないので、そのまま結婚する人もいます。

    見落とされがちだけど、離婚の原因にもなり得る

    宗教についてのすれ違いは、「実際に生活が始まってから発覚するケース」が少なくありません。

    その人が何らかの宗教を信仰しているかどうかよりも、「親の価値観」「冠婚葬祭への考え方」「行事への参加を強制する」などから、徐々に摩擦が生じていくパターンが目立ちます。

    厚生労働省の離婚統計では明記されていないものの、結婚相談所や家庭裁判所の現場では「宗教的価値観の違い」が離婚理由になることも少なくありません。

    🔍 宗教が理由で家族でトラブルになった例

    • ✅ 相手の親が宗教に熱心で、結婚後に集会や寄付への参加を求められた
    • ✅ お墓の宗派や供養の方針で義実家と揉めてしまった
    • ✅ 宗教行事への出席を断ったことで「嫁として非常識」と言われた
    • ✅ 子どもの育て方を、宗教の教えや行事に沿っていくかどうかで意見が対立した

    もし、信仰について何も話し合わずに結婚したあと、最初は違和感がなかったとしても、生活の中で信仰や宗教行事が入り込んでくると、知らないうちにストレスが蓄積されてしまいます。

    宗教に関する価値観は誰にとっても「言いにくい話題」です。しかし、その中にはその人の本音がありますので、それを知ることで、むしろお互いの理解が深まり、安心して将来を考えられるようになります。

    宗教は“センシティブな情報”として取り扱う

    ハートを包み込む手

    繊細な情報なので大切に扱います

    結婚を考える方々にとって、宗教はとても大事な価値観のひとつ。

    にもかかわらず、結婚相談所では、個人の内面に深く関わる“センシティブな個人情報”として位置付けられていて、個人の宗教の有る無しや家族の状況などを、最初から明らかにすることはありません。

    なぜかというと、個人情報保護法で宗教は「要配慮個人情報」として明確に定義されているため、相談所側からは安易に触れられない事情があります。

    法律の観点からすると、結婚相談所が取得・利用できる個人情報の範囲は「本人の同意」が明確にあるものに限られ、宗教や信条に関しては相談所側から勝手に収集したり、強制的に開示させることはできないのです。

    それを前提としているので、どのタイミングで相手に伝えるかは、会員本人が選んで決めるのが原則となっています。

    宗教に関する情報の開示方法は選べる

    結婚相談所の婚活では、宗教に関する情報を、相談所の判断で相手に伝えることはありません。いつどのように相手に伝えるかは、自分で選んで決めることになります。

    📌 宗教について伝える3つの方法

    • プロフィール欄に記載する
      プロフィール欄に「信仰している宗教名」や「無宗教であること」を記載しておく方法です。お相手にとっても事前に確認しやすく、ミスマッチを避けるきっかけになります。
    • “問い合わせ項目”として相談所を介して伝える
      相談所のカウンセラーを通じて伝える方法です。お見合いが成立する前後、交際が成立する前後など、タイミングも選べます。自分から直接言いにくい場合や、早い段階で難しいかどうかを確認したいという場合に有効な方法です。
    • 交際が深まった段階で自分のタイミングで伝える
      ある程度の信頼関係ができた段階で、ご自身の言葉で直接伝える方法もあります。自分から伝えようと思える時期がきたのなら、ある程度は相手の価値観の傾向を把握している段階となるでしょう。

    どの方法を選ぶかは、あくまでも本人が決めることです。もちろん、伝えない言わない選択もあるのですが、後でわかった場合には交際が破談になるなど大きな問題になることも。

    相手から宗教について後から言われたとしたら、そもそもの価値観が大きくずれていると、「もっと早く言ってほしかった」「知っていたらお見合いしなかった」など苦情のような声も出てきます。

    宗教の価値観が何であっても決して特別なことではありませんが、お互いの許容範囲を知っておいたほうが安心だと思います。

    結婚後に起こりやすい“宗教トラブル”の実例

    ここでは結婚前に確認すべきことの一つとしていますが、宗教についてのすれ違いは「実際に生活が始まってから発覚するケース」が少なくありません。

    結婚前や結婚当初でふたりの考え方が同じであっても、冠婚葬祭などの非日常の場面に遭遇した時に、「親の価値観」「冠婚葬祭への考え方」「行事の強制」などで想定外のトラブルになることもあります。

    🔍 よくあるトラブル例

    • ✅ 相手の親が新興宗教に熱心で、結婚後に集会や寄付への参加を求められた
    • ✅ お墓の宗派や供養の方法で義実家と揉めてしまった
    • ✅ 宗教行事への出席を断ったことで「嫁として非常識」と言われた
    • ✅ 子どもを宗教の教えに沿って育てるかどうかで意見が対立した

    これが積み重なると徐々に摩擦が生じて、家族の亀裂にもなりかねません。しかし、こうした問題の多くは、「事前に聞いていれば防げたこと」も多いです。

    結婚を考える段階で、お互いの考え方だけでなく、家族の考え方や、家族での宗教習慣なども含め、さりげなく聞いておけるといいでしょう。

    相手が信仰していた時の向き合い方

    結婚相手が宗教を信仰していると知ったとき、驚いたり、少し距離を置きたくなる気持ちになる方もいるかもしれません。

    でも大切なのは、「信仰している=トラブルになる」と決めつけないで、まずは相手の話を聞く姿勢をもちましょう。

    🌈 宗教観のスタンスにはグラデーションがあります

      • ✅ 自分の信仰は持っているが、相手に押しつけるつもりはない
      • ✅ 年に数回の行事やお墓参りだけが慣習になっている
      • ✅ 親が熱心だが、自分は特に意識していない

    このように、信仰のスタンスには個人差があります。自分自身の許容範囲も明確にしながら、まずは相手がどう考えているのかをしっかり確認することが第一歩です。

    お互いのスタンスを尊重しながら話し合うことで、必要以上の不安を手放すことができます。

    宗教に限らず、価値観の違いをどう受け止め、どうすり合わせるかが、良い関係を築くカギなのです。

    結婚前に確認しておきたい宗教のチェックポイント

    宗教の話題はデリケートなため、つい避けたくなりがちですが、結婚後の生活に大きな影響を与える可能性があるからこそ、あらかじめ確認しておくことが大切です。

    特に親との関係や行事・教育などに関わることが多く、あとから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する前に、次のようなポイントについて話し合っておきましょう。

    ➡️ 結婚前に聞いておきたい宗教のこと

    • ✅ 本人が信仰している宗教があるか
    • ✅ どんな宗派や宗教団体で、その活動内容は
    • ✅ 日常生活の中で影響する範囲は
    • ✅ 親や家族も信仰しているか、どれくらいの熱心度か
    • ✅ 行事や寄付・お布施など、結婚後に参加を求められるか
    • ✅ 入信を求められることがあるか

    これらすべてを一度に確認する必要はありませんが、会話の中で少しずつすり合わせていくことで、後のトラブルを防ぐことができます。

    宗教の違いを超えて心地よく暮らすためには、「どう向き合っていくか」の姿勢が何より大切です。

    宗教観の違いで迷ったときの判断基準とは?

    結婚を考えるうえで、相手や家族の宗教観に触れたとき、「どう受け止めればいいのか」「どこまで許容すべきなのか」と迷う方も多いでしょう。

    宗教の違いがすれ違いの原因になるかどうかは、相手の信仰の“深さ”と“関わり方”によって大きく異なります。

    信仰そのものより「生活への影響度」がカギ

    重要なのは、「宗教がどの程度、結婚生活に影響してくるか」です。

    📌 特に生活への影響が強いと感じること

    • ✅ 宗教行事や礼拝への参加が日常的に求められる
    • ✅ 子どもの教育方針に信仰の影響が強い
    • ✅ 高額な寄付・お布施の継続が前提となっている
    • ✅ 相手家族から入信を強く勧められる

    こうした場合、受け入れのハードルが高くなりやすく、相手の意向だけでなく自分の価値観や生活スタイルとの整合性を冷静に見極めることが大切です。

    逆に、本人がゆるやかに信仰しているだけだったり、何も生活に影響がでないのであれば、「宗教=信仰心のひとつ」として尊重し合える関係になれば、問題になることは少ないかもしれません。

    一方的な我慢でも、片方が押し付けるのでもなく「お互いにどう歩み寄れるか」を話し合っていくことが鍵になります。

    宗教を理由に結婚を迷ったカップルの実例

    宗教に関する価値観の違いは、普段の会話では表に出にくく、いざ結婚を意識したときに初めて悩みとして浮上するケースが多くあります。

    ここでは、実際に宗教観の違いに向き合ったカップルの実例をご紹介します。

    事例①:入信を求められたが断った女性のケース

    Yさん(30歳女性・会社員)は、真剣交際中の相手の家族から「結婚するなら入信してほしい」と言われ戸惑いました。

    当初は悩みながらも相手と何度も話し合いを重ね、「信仰は自由であるべき」という価値観を理解してもらうことができ、最終的には入信なしでの結婚に合意。

    信頼が深まりました
    信頼が深まりました
    入信を断ったら破談になるかもって…怖かったです。けれど、ちゃんと話し合って私の気持ちを受け入れてくれた彼をみて、なおさら信頼できるようになりました。

    事例②:宗教行事への参加が苦痛だった男性のケース

    Mさん(34歳男性・技術職)は、交際相手の家族が熱心な信者で、毎月の礼拝や年末年始の行事参加を求められ、精神的に負担を感じていました。

    思い切って彼女に「正直、全部に参加するのは難しい」と伝えたところ、家族への説明を彼女が引き受けてくれ、二人の間で参加頻度や線引きを決めることに。

    正直に言ってよかった
    正直に言ってよかった
    彼女の両親に嫌われたくなかったけど、このままじゃ無理だと思いました。彼女は無理に合わせなくてもいいと言ってくれて、安心して結婚を考えられるようになりました。

    事例③:信仰の自由を尊重し合ったカップルのケース

    Aさん(28歳女性・保育士)とTさん(29歳男性・公務員)は、それぞれ異なる宗教にゆるやかに親しんでいました。

    お互いに「信じているものが違っても、日常生活に支障がないならOK」というスタンスで、無理に歩み寄ることも押し付けることもせずに、信仰の自由を尊重。

    尊重し合える関係に
    尊重し合える関係に
    相手の大事にしているものなら、宗教だって否定しない。それが本当の意味でお互いに尊重し合うってことだと思います。
    3つの実例以外にも、理解しあって受け入れ合ったケースはたくさんあります。宗教の価値観が異なるからといって、すぐに結婚が難しいわけではありません。会うべき相手に出会えばいいんです!
    祭事
    祭事

    宗教観の違いをすり合わせるための話し合いのポイント

    宗教について話すのはとてもデリケートなテーマですが、結婚を考えるパートナーだからこそ、避けずにしっかりとすり合わせておきたい価値観のひとつです。

    ここでは、話し合いをする際に意識したいポイントを3つご紹介しておきましょう。

    🗝 話し合いのポイント3つ

    • 信仰心の深さや立ち位置を正直に伝え合う
      「どの程度大切にしているのか?」「行事にはどれくらい参加しているのか?」など、信仰との距離感を率直に共有しましょう。
    • 結婚後に予想される影響をリストアップ
      ・どの宗派・団体か?
      ・行事の頻度や義務は?
      ・入信や献金の要請があるか?
      など、具体的な影響を整理することが安心材料になります。
    • 家族(特に親)の関わり方を確認しておく
      親の信仰スタンスが強い場合は、本人の意思だけでは難しい場合もあります。家庭内での温度差についても共有を。

    宗教に正解・不正解はありませんが、パートナーの考え方に理解を示せるかどうかは、結婚生活を左右する重要な要素です。

    「言ってくれないから知らずにいた」「聞く勇気が出なかった」ではなく、「ちゃんと話せてよかった」と思えるような対話を、交際中のうちにしておきましょう。

    まとめ|宗教観の違いは“理解しようとする姿勢”が鍵

    笑顔で話す結婚相談所のカウンセラー

    どうすり合わせていくかがカギです

    宗教についての価値観は、本人だけでなく家族や親族も関わってくるため、誤解やすれ違いが起きやすいテーマですが、宗教は価値観の一つにすぎません。

    その他の価値観と同じように、お互いの考え方や許容範囲を確かめておくことは、結婚後の安心感につながりますので、ぜひ早めに話し合っておいてくださいね。

    話し合うときに大切なのは「どちらが正しいか」ではなく、「どうすり合わせていけるか」という姿勢です。

    これは宗教や信仰に限りません。価値観の違いは、大なり小なり誰に対しても必ずあるものです。

    たとえ何らかの違いあったとしても、お互いを尊重し、歩み寄る姿勢を持って向き合えば、心から信頼できるパートナー関係を築いていくことができますよ。

     

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