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結婚したら家事はどう分担する?|役割分担の価値観、話し合ってますか?
2025.04.18
「結婚したら、家事ってどうなるんだろう?」「全部、私がやるのが当たり前なのかな…」
結婚を考える女性なら、そんなふうに誰しも考えるのではないでしょうか。
結婚は“ふたりで支え合うもの”と言われながら、実際の家庭生活ではまだまだ「家事は女性の役割」とされる場面も少なくありません。
だからこそ、家事や生活の役割分担については、結婚前からしっかり話し合っておくことが大切です。
この記事では、結婚後に後悔しないよう家事分担の話し合いをお勧めしています。確認しておきたい家事分担のポイントや、よくある男女間のズレについてや、話し合いの進め方をわかりやすくお伝えしますね。
理想のパートナーに出会うために、あなたが大切にしたい「暮らしの価値観」を、今ここで一緒に整理してみましょう。
目次
なぜ結婚前に“家事・役割分担”を確認すべきなのか?
結婚生活を始めてから「えっ、家事って全部私がやるの…?」と気づいてしまうと、それはもうストレスにしかなりません。
特に最近では、共働き夫婦が当たり前になりつつある中で、家事や生活の役割分担について、事前に話し合っていないと“自然と女性が全部やる”状態になってしまうことが多いのです。
たとえば――
💡 家事分担でよくあるすれ違いエピソード
- ✅ 彼は「手伝うつもりだった」と言うけれど、具体的に何をするかは決まっていない
- ✅ 彼女は「言わなくてもやってくれる」と思っていたけど、実際に彼はノータッチ
- ✅「料理は好きだけど、片付けまでは毎日全部やるのはきつい」と思いながら、言い出せずに我慢してしまう
家事は毎日のことだからこそ、小さな不満も積もり続ければ大きなストレスになります。
「こんなはずじゃなかった…」と結婚そのものへの失望を感じる前に、お互いのスタンスをすり合わせておきましょう。「結婚前に確認すべき価値観」は、他にもたくさんあります。気になるところを☑して。
👉 結婚前に必ず確認すべき10のこと|価値観の違いで後悔しないためのチェックリストよくある“家事の価値観のズレ”とすれ違い例
「家事を協力してやりたい」「できるほうがやればいい」と言いながら、あうんの呼吸でうまくいくことはあり得ません。
その原因のひとつが、「家事の範囲や基準」が人によって考え方がバラバラだからです。
たとえば、「掃除は週1回で十分きれいになる」と思う人と「毎日掃除機をかけないときれいにならない」と思う人では、全然違いますよね。
そのほかにはこんなシーンがリアルに想像できると思います。💡 家事の範囲や基準の違い
- ✅ 彼は「自分も家事をやっているつもり」だけど、実際は週末だけ食器洗いと片づけをする程度
- ✅ 「言わないと動かない」彼の態度に彼女のイライラが爆発してしまう
- ✅ ゴミ出し担当のはずなのにすぐ忘れるので、「また私がやらなきゃいけないの?」と不満がたまる
- ✅ 「見かねて手を出す=担当が曖昧になる」パターンが続き、彼女がほとんどの家事をやることに
こうしたすれ違いやが起きたり、片方に負担が偏ってしまうと、幸せなはずの新生活が、まったく楽しいものではなくなります。
だからこそ、結婚前に「家事の分担について、どう考えているか」を話しておくことが、お互いを大切にできる関係づくりの第一歩になるのです。
家事や生活の役割分担について話し合うポイント
「協力して家事をしたい」と思っていても、いざ分担となると「どこまでやるのが理想?」「細かく決めすぎると、お互いに息苦しくなるかも…」と悩んでしまう人も多いです。
家事の分担を決めたとしても、実際に生活を始めてみると、微調整すべきことが必ず出てきます。今は完璧な正解を見つけるよりも、ふたりの間で納得できる形を一緒に探すことを優先して考えてみましょう。
📌 話し合いで確認しておきたいこと
- ✅ 得意・不得意な家事があるか(料理、掃除、洗濯など)
- ✅ 平日の家事はどれくらいできそうか(帰宅時間など)
- ✅ 家事が片方に偏ったとき、どうリカバリーするか
- ✅ 「家事をやってもらっている」のか「一緒に暮らしている」のか、どういう意識でいるのか
まずは細かくすべてを決める必要はありません。お互いの考え方や生活のスタイルを話し合い、「どうしたらふたりにとってちょうどいい形になるか?」を一緒に考える時間こそが大事です。
お互いを思いやる気持ちを確かめ合うチャンスにもなりますし、家事をテーマにしたそれぞれの考え方や価値観を知っておくと、結婚後にありがちな「夫婦のすれ違い」を避けることができます。
すり合わせがうまくいったカップルの工夫
結婚は、他人との共同生活です。家事の分担がうまくいかずに、気持ちまですれ違ってしまうカップルもいれば、うまく協力し合ってさらにいい関係を築いていくカップルもいます。
その差を分けるのは、「最初にちゃんと話していたかどうか」と「ちょっとした工夫」、そして相手への思いやりがあるかどうかです。
ここでは、すり合わせに成功したカップルたちが取り入れていた工夫をご紹介します。
💡 実際にあった工夫の例
- ✅ 家事の役割を「曜日制」にして無理なく交代制に
- ✅ お互いの得意分野だけを担当する(例:掃除は彼、料理は彼女)
- ✅ 忙しいときは「やれる方がやる」ルールで柔軟に対応
- ✅ 月に1回「家事について見直す日」を決めて、バランスがとれているか確認し合うことにした
話し合って決めたことを守るのも大切ですが、ルールや形式に縛られてやるのではなく、「ありがとう」「助かるよ」といった言葉を交わしながら支え合っていけるのが理想的です。
“やってっもらって当たり前”という空気をつくらないことが、家事の分担も、二人のいい関係も長続きするコツです。
家事・役割分担の話し合いで気をつけたいこと
家事の分担について話し合うときは、つい「どっちがどれだけやってるか」に意識が向きがちですが、大切なのは「家事分担のバランス」と「お互いに納得感があるかどうか」というところ。
たとえば、実家暮らしで家事経験がほとんどなかったり、仕事の忙しさから家事を後回しにしてきた人もいるでしょう。
🔍 話し合いで意識しておきたいポイント
- ✅「やって当然」という態度にならない
- ✅ 相手の得意・不得意を尊重する
- ✅ 家事の“質”より“やる気や姿勢”を認め合う
- ✅ できないことは教え合ったり、カバーし合うスタンスで
家事を分担するとは、50:50が基準ではありません。お互いが無理なく続けられる“ふたりのベストバランス”を見つけてください。
よくあるすれ違い|話し合っていなかった“役割分担”
結婚後に「こんなはずじゃなかった…」と感じる原因のひとつが、家事や育児などの“役割分担”に関する価値観のズレです。
特に共働きが当たり前になった今の時代、「女性がやって当たり前」「手が空いてる方がやればいい」という考えの違いが、見えないストレスや不満に繋がることも。
ここでは、結婚相談所で実際にあったカップルのエピソードをもとに、「どんなすれ違いが起きやすいのか」「どうやって乗り越えたのか」をご紹介します。
自分たちの未来を想像しながら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
事例①:共働きなのに“家事は女性の役目”と思っていた彼
Yさん(42歳女性・会社員)は、家事も仕事もバランスよく分担できる結婚相手を望んでいました。
彼はもともと「掃除や料理は女性にとって難しいことじゃない」という価値観の持ち主。
家事の分担を決めて新生活を始めたものの、週末に仕事で疲れているとき、何気なく「今日はお惣菜だけ?」と言われた一言にカチンときてケンカに発展。
「もう我慢できない!」と思ったYさんは、カチンときた理由を冷静に伝えようと努力したところ、彼はようやく「無意識によくある家庭像を当たり前のように押しつけていた」と、気づくことになりました。
違いが整理できた冷静に話すことで、彼は私の気持ちを理解してくれました。このケンカがきっかけになって、彼の“当たり前”と私の“当たり前”が違うところが整理できたと思います。事例②:育児休業=女性が取るもの?と決めつけられて
Mさん(31歳女性・看護師)は、仕事も子育ても両立させたいと考えて結婚生活をスタートしました。
妊娠がわかったときに、彼から「子どもが生まれたら、しばらく仕事はやめるんでしょ」と言われてびっくり。
交際中から「産休育休が取れる職場だから、保育園を使って仕事も両立したい」という思いを伝えていたはずなのに、いざとなると、彼は「そんなに小さいうちから預けるの?子供がかわいそうじゃない?」と否定的な感じに…。
まさかそんなふうに言われると思っていなかったので、「ふたりで協力体制を作っておかないと産むのは無理!」と、とことん話し合うことに。
うやむやにせず!家事や子育ての負担は、男性の意識はまだまだ浅いと思います。自分が選んだ相手も典型的なタイプだったとは苦笑。うやむやにせず、勝手に飲み込まず、ちゃんと話し合ってよかったです。事例③:「手伝うよ」ではなく「一緒にやる」が自然だったカップル
Aさん(33歳女性・保育士)とTさん(35歳男性・公務員)は、出会った当初から、お互いを対等なパートナー”になれる相手だと意識していたそうです。
交際初期から「洗濯や料理、どっちが得意?」「苦手な家事どうする?」と、結婚後のイメージについても話題にして、お互いの考え方や言葉に自然に共感できたとか。
新しい生活の中では「ありがとう」「今日は任せてね」と自然に言い合っているそうで、とても居心地がいいとふたりで話していました。
本当に幸せですプロフィールに書いてあった「共に支え合うパートナーになりたい」という言葉通りの彼でした。家事に対する考え方の許容範囲が広くて、ささいなことにも感謝の言葉を伝えてくれる人。 結婚前のすり合わせもすんなり進んで、違和感が何もないまま今に至ってる感じです。まとめ|家事は“ふたりのチームワーク”
家事はチームワーク
結婚生活において、家事や役割分担は毎日のことだからこそ、小さなズレが積み重なって、大きな不満やすれ違いに発展することもあります。
でも、最初から完璧な形を作る必要はありません。この下チェックリストを参考に、パートナーと前向きに話し合ってみてください。
➡️ 家事・役割分担について確認しておきたい こと
- ✅ 自分と相手、それぞれが得意・不得意な家事は?
- ✅ 平日・休日の家事負担はどうする?
- ✅ 忙しいとき、どちらがどこまで対応できる?
- ✅ 家事外注(家電・サービス)の考え方は?
- ✅ 「やってもらって当然」と思わない意識を持てているか?
家事は“女性の仕事”ではありません。家事はふたりの暮らしを整えるために、二人のチームワークで行うことです。
そんな前提をもとに、無理なく続けられるスタイルをふたりで一緒に見つけていってくださいね。
これからパートナーと出会っていく予定の人も、目の前にいる相手と話し合うべきタイミングにいる人も、「家事や生活の価値観まで、ちゃんと分かり合えるかな…」と不安になることもありますよね。
でも大丈夫。最初から“同じ”でなくてもいいんです。同じ方向を向いて歩いていけるふたりなら、きっと心強いパートナーになれるはずだから。
まずは自分自身がどんな暮らしを望んでいるのか、ゆっくり見つめ直すことから始めてみてください。
家事のこと、生活リズムのこと、価値観のすれ違いが不安になったら…
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